列車に乗った男の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『列車に乗った男』に投稿された感想・評価

tak
4.0

パトリス・ルコント監督の真骨頂は"おっさんの片恋"である。それは「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」「歓楽通り」などの男女間の切ない話だけではない。一方的な憧れや強い関心という意味では同性の話でも同じ。…

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4.0

パトリス・ルコント監督作。

フランスの名匠:パトリス・ルコント監督による静謐ながら胸に迫る人間ドラマの佳作で、対照的な男二人の出会いと友愛を描きます。

郊外の田舎町で国語教師をしている初老の独身…

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昼猫
3.3

独り身で寂しい人生を送る元教師の初老の男と、銀行強盗を企てる厳つい風貌の中年男。全く異なった人生を歩んできた2人の、3日間の交流を描いたヒューマン・ドラマ👬

3日前は赤の他人同士だった2人が、一方…

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フランス映画のこういう煮え切らないところが俺には合わないんだよなって改めて思った。でも作ってる人が何をやりたいのかわかりやすかったのが良かった。
yubin
-
なんてことない日常の選択にこそ、本当の願望と諦観が滲み出る。
死ぬ直前まで話しかけるとか、第2の人生はおあずけとか、皮肉なポジティブの言い回しとぶっきらぼうな返しが愛しい。ユーモアは何にも勝る!
にこ
3.9
列車に乗ってきた男と、列車に乗っていく男。交わらない2人がたまたま一緒に過ごした短い間に、すこし互いを理解してしまった話。雑談と日常がエンドロールの先を構成していくのが鮮やか。
退職後して独り暮らしの老人と、ある目的を持ってやって来た中年男。留まらせたい男と留まりたくない男。病気と犯罪には死の影が付きまとう。正反対の二人の唯一の共通点は詩。どこから来てどこへ行くのか。
4.0

境遇も違い接点のなさそうな男性二人が出会う
革ジャンに無精髭のワイルドな中年男のミランとアンティークなお屋敷に住む元フランス語教師の老人マネスキエ

二人は3日後、それぞれに“予定”がある
それまで…

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パトリス・ルコント作品はいつもながら独特のタッチですが、これもかなりの線をいってます。

奇妙な友情を育んでいく二人だが、ミランの正体を気付かせない辺りは実に上手い。
最後だからこそ憧れる人生という…

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odyss
3.5

【ジャン・ロシュフォールの飄々とした演技】

パトリス・ルコント監督作品。 

小さな町で長年教師を勤め停年退職した老人(ジャン・ロシュフォール)が、ふとしたことから出会った中年男(ジョニー・アリデ…

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