映画に限らず、僕たちの心の核心に残るものとは、「それがどうした」という一言を通過したあとに、それでもたなびいてみせた何かのように思う。
フォトロマンと呼ばれる(撮影した動画を写真のように処理する)…
全編が静止画で進むと前代未聞な作品だけど、テンポの良い演出とスタイリッシュかつ退廃的な映像美に、心臓の鼓動、鳥の鳴き声といったシンプルな音の演出で、非常にクオリティと芸術性が高いと感じた。
近年のC…
白黒の静止画とナレーションのみで進行するSF映画。時間遡行、記憶の博物館、誰もいない空港、絶えず鼓動する心臓。
とにかくビジュアルセンスがずば抜けており、不気味でありながらどこか神聖さを帯びた未来…
静止画で進む映画という映像作品としてはなんだそれ、という感じだが見ていると驚くほど違和感がない。
音楽とナレーションのおかげか。
そしてそんな中で数秒だけ映る動画にどれだけこの瞬間を愛しんでいたのか…