この世界を覗く――戦争の資料から/世界の映像と戦争の刻銘/世界の映像と戦争の刻印の作品情報・感想・評価

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この世界を覗く――戦争の資料から/世界の映像と戦争の刻銘/世界の映像と戦争の刻印1988年製作の映画)

Bilder der Welt und Inschrift des Krieges

製作国:

上映時間:75分

4.0

『この世界を覗く――戦争の資料から/世界の映像と戦争の刻銘/世界の映像と戦争の刻印』に投稿された感想・評価

「暴力を批判するには暴力を描写せねばならない(そのためには見ることを知らねばならない)。暴力を描写するにはその装置を脱モンタージュせねばならない。」(ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『受苦の時間の再…

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4.5

写真技術の発展と管理・軍事転用。そして、アウシュヴィッツ収容所の航空写真からの分析に辿り着く構成が見事。70分間のエッセイの中で語られるトピックは壮大かつ複雑で到底理解できてはいないものの、それらの…

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mns
3.5

悲劇を語る際、そこに人間の創造的仕草が介入するとイメージは犠牲者を容易に「道具化」してしまう。機械の眼によって捉えらえた写真(映像)が持つ「本質的な客観性」のみが、暴力の刻印を浮かび上がらせ確かな証…

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ユベルマンの書籍に登場したので鑑賞。
淡々とした映像とナレーション。
イメージと暴力について考えさせられる。
今作者が生きていたら、現代の戦争に対して何を思うだろうか。
k
-
実験用水路、化粧を施されるモデル、デッサンの様子、アウシュビッツの空撮写真、ヴェールを取ったアルジェリア人の女性の写真
酢
-

〈イメージ〉を論理立てて整理するのではなく、むしろ無限に続く連鎖の中に身を投じるような映画。本題は技術論であるとはわかりつつ、映画を含む「見る」行為全般への反省が求められているような気がした。折に触…

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巨大実験用水路の波の動きを捉えた映像や、メイキャップを施される女、アウシュヴィッツの空撮画像など脈絡のない映像がモンタージュされていく中で、次第にこれらの断片が収容所に移送されたユダヤ女性と、当時の…

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muscle
5.0

めちゃくちゃ見やすくてビビる。ブックレットでも解説されていたけれどA+Bではなくて、それとなくAとBが続けて提示されるからこれってつまりこういうことですよね?みたいなのがいくらでも言えるし言いたくな…

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少しゴダールにも似ているけど、ゴダールよりも率直というか捻くれた感じのしない表現が特徴的な芸術的記録映画。

ナレーションの部分は全然意味わかんなかったけど、雰囲気が映像とマッチしていたから良し。

画像解析映画。
画像解析って映画ファン的には涎必至もので、『欲望』やら『ドラゴン・タトゥーの女』など同様のシチュエーションには必ずグッくとるものがあるのである。

また、あの時解析班が気づいていれば…

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