演出で最も重要なのは、長回しと移動撮影が、現実と幻想を結びつける手段として使われている点である。
溝口のカメラは単に人物を追うために動いているのではない。カメラが移動することで、空間が変化し、時間…
2026.09.27 遂に観ました「雨月物語」。TSUTAYAの閉店セールで購入した溝口健二作品入門1作目。とはいえ観たのは2週間前だけれども。内容が霞のように微かにしか思い出せないけれど、とりあえ…
>>続きを読む「名作だから」と授業とかで見せられたのも含めて、何回くらい見たんだろう。
でも不思議なもので、見るほど味が沁みてくる気がする。最初はあまり良さわからなかったんだけど。
日本の誇る名匠・溝口健二の…
誤解を恐れずに言いたい。この映画を作った者は霊であり、人間ではない。よってこの映画は霊界で作られた映画である。
映画を見るということが、映画の中に自分の存在を丸ごと投げ入れて耐えるという過酷な体験…
御伽話のような幻想的な世界観。
水墨画で描かれた巻物を見ているかのよう。
・霧がかった琵琶湖を小舟で進む
・物怪のように妖艶な若狭(京マチ子)
→舞や謡曲含め所作が美しいのなんの
・朽木家では吐息…
20年ぶりくらいの再鑑賞。続けて溝口を観たくて何本かレンタル。
日本映画黄金期の世界的マスターピースに改めて触れた。
デジタル映像に慣れた視覚と聴覚には、とてもいい刺激になった。
スタンダードサイズ…
上田秋成の十八世紀の読本から二篇と、モーパッサンの勲章をベースに脚本を組み上げた溝口健二の雨月物語。
雨月物語というタイトルの由来は、
雨がやんで月がおぼろに見える夜に編纂したため。であるらしい…