長回しが印象的な作品。絵巻物をゆっくり広げていくように画面が流れ、ひとつのカットの中で時間や場所が自然に移っていく。派手さはないのに、最後まで画面に引き込まれた。ラストのワンカットは特に美しい。
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完璧で全く隙のない世界観、特に湖での舟のシーンの幻想的な美しさは信じがたいクオリティ、もうこのあたりから異世界へ取り込まれてしまう。
凍りつくような張り詰めた気高い作品、もう観ているだけで全身の生…
「名作だから」と授業とかで見せられたのも含めて、何回くらい見たんだろう。
でも不思議なもので、見るほど味が沁みてくる気がする。最初はあまり良さわからなかったんだけど。
日本の誇る名匠・溝口健二の…
このレビューはネタバレを含みます
御伽話のような幻想的な世界観。
水墨画で描かれた巻物を見ているかのよう。
・霧がかった琵琶湖を小舟で進む
・物怪のように妖艶な若狭(京マチ子)
→舞や謡曲含め所作が美しいのなんの
・朽木家では吐息…
上田秋成の十八世紀の読本から二篇と、モーパッサンの勲章をベースに脚本を組み上げた溝口健二の雨月物語。
雨月物語というタイトルの由来は、
雨がやんで月がおぼろに見える夜に編纂したため。であるらしい…
カメラワークが素晴らしく、フレームに収まる情景には常に目を見張るものがありました。
70年以上も前の作品にも関わらず暴力と不条理の中で生きる人々の生々しい描き方には色褪せない力強さを感じます。
こ…
原作のうち2つの小話をミックスしたオリジナル脚本らしい。
現代の感覚からすると登場人物の倫理観が終わりすぎていてなかなか入り込めない。主人公兄弟の嫁さんがそれぞれ酷い目に遭う。勘弁してくれ。
時代物…