恥ずかしながら初めて鑑賞しましたが、思っている以上に凄い作品でした。
今の時代になっても語り継がれる理由が分かったような気がします。
この映画を観なくても、正直何度も擦られているであろう”人間の欲に…
光と影の扱いや音楽で、妖しく幻想的に映される。
人の尽きない欲望、それに呑まれる姿はあさましく、生活を共にする人の心配や信頼が無念となる切なさが残る。
ただならぬ雰囲気を醸し出しながら、吸い寄せら…
このレビューはネタバレを含みます
これ以上無い傑作。
全てのショットが洗練され過ぎてる。
光と煙と動く人物と立ち位置。
音。全てに感動した。
弟が最初に武士の館に行って家来にして欲しいと頼み込むシーンの冒頭。ただただモブの武士たちが…
4Kデジタル修復版DVDで鑑賞。マーティン・スコセッシが修復に参加。何回か観てるんですがかなり汚いバージョンで観ていて着物の柄やセット照明までしっかり観れてない。今回の修復でかなり細部まで観れて本作…
>>続きを読む霧が深い湖。
船を漕いでいると、
反対側からもゆっくりと船が近づいてくる。
人の姿は見えない。
櫂で引き寄せてみると、
船の底には藁をかぶった男性が転がっており、
すぐにも意識が途切れそうな様子で
…
【妖しい場所には近づがない様にしましょう】
でも男って妖しさに惹かれてしまうねんなぁ。
豊臣秀吉の時代の近江の話。治安も安定していない世の中だが、百姓の源十郎と藤兵衛の兄弟夫婦は貧しい農村で生計…
戦乱が金儲けになどと庶民には関係がない。焼かれてしまいぶち込む牢がない。気狂いの乞食でも鎧と槍を持ってくれば侍にしてやる。飢えて求める食糧も抵抗できない女子供も命を賭けて焼いた商売道具の釜も賊が根こ…
>>続きを読むたとえば、ニューヨークを舞台とした映画を観るたびに、蒸気が立ち昇るスモーキーな映像を目にすることになり、それだけで映画としての何かになっていることについて、どこか立ち止まるところがある。
また、パ…
国宝観て満たされんくて、思いっきり原点に還った。
練習とか努力ではもう到達できない野生の品がある
ぼろぼろでも貧乏でも画質わるくても、美しさがつたわる。
京マチ子の姫君の妖しさといい、死相が出てい…