佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案に、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く作品。
佐木隆三が「三上は人との距離感が分からないが、いい男なんだ」と言ったイ…
役所広司はもちろん、女性陣らの名演凄い。
日常パートのリアルさは見てて何度もハッとさせられた。ここまで撮っていいのかと。
一方で、役所広司演じる三上のキャラを描く為、作中では何度もチンピラ喧嘩シーン…
主人公の三上は旭川刑務所を出所し東京で身元引受人の元、生活を始める。養護施設で育った三上は番組に母親探しを依頼しディレクターの津野田と出会う。はじめのうちは社会に馴染めず、軽蔑の目で見られる三上だっ…
>>続きを読む出所後の主人公は非常に運が良かったと思う。
周りの人が親身に接してくれて、居場所を無くさず繋ぎ止めてくれていた。
作中でも述べられていた、半数ほどの受刑者が刑務所にまた入ってしまうというのは不思議で…
普通の人として社会に戻って奮闘する姿が嬉しくも苦しい
「本当に必要とするもの以外切り捨てていかないと自分の身守れないから
全てに関われるほど人間は強くないんだ
だから逃げるのは敗北じゃないぞ
勇気あ…
折り目正しく生きるって周りからは綺麗に見える。
姿勢を保つって本人は辛いんですよね。
嫌味の無い当て擦り。
すばらしき世界。
一方で素晴らしい人との巡り合い。
これもすばらしき世界。
暴言と共…
同じ福岡出身なので、方言がとても懐かしく心地よかった。
出所した後の社会で、弾かれずに生きていくためのサポートが必要。と思うことは簡単だけど、差別や偏見を無くすことは難しい。牢屋に入っていただけで…
心にずっしりジーンときた、、
真っ直ぐすぎて不器用で、普通に生きてても厳しいのに前科持ちには比にならないくらい社会は厳しくて、段々と自分を捻じ曲げてでも迎合していく姿に苦しくなった。でもやっぱり真っ…
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会