「国境の町」(1933)で知られる戦前ロシアの名匠ボリス・バルネットが、単独監督デビュー作「帽子箱を持った少女」(1928)に次いで手掛けた社会風刺的コメディ。
1920年代後半モスクワ、トルブナ…
オープニングで朝焼けとともに街が起きていくシークエンスが紡がれる映画は数あれど、その中でもこれは相当印象的な幕開けだ。次々と窓の光が消える夜が明けて、朝日に照らされる美しい大通りの正面ショット…から…
>>続きを読む踊り場での薪割り、アヒルの追跡などひたすら運動がカットを紡いでいく素晴らしい幕開け。サイレント映画特有のテンションで、不意に挿入される俯瞰ショットの強度は筆舌に尽くし難いものがある(ハリウッドでは『…
>>続きを読むおもろい、階段を巧みに利用した階級闘争と革命の映画。田舎の村から都会のジジイを訪ねる筈が駅の時点ですれ違いが発生し当然彼女は行くあてを無くす。アパート(?)の最下層に位置する美容師宅、しかもその下働…
>>続きを読む街のスケッチ的なモンタージュから、アパートの階段を縦に追っていくカメラ。どんどん騒動が起きていく。
ヒロインとアヒルの追いかけっこに路面電車とぶつかりそうになって強烈なクローズアップ!
演劇を見るヒ…