鬼火のネタバレレビュー・内容・結末 - 3ページ目

『鬼火』に投稿されたネタバレ・内容・結末

人生に虚無感を感じてしまったAlainが自殺するまでの話。

彼の人生よりも、あんな状態の彼に退院を促した医者が大丈夫か気になってしまった。

周りの人々は彼に優しく接するが、その優しさすらも受け取…

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アルコホリックから回復したひとの48時間を追う話。
最後には自殺するということをあらかじめ踏まえたうえで演繹的に楽しむのが正解か。
さすがルイ・マル。説得に耳を傾けてくれないことが、主人公が感じてい…

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Je me tue parce que vous ne m’avez pas aimé, parce que je nous vous ai pas aimés. Je me tue parce q…

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 実存主義的な葛藤の中で救いを求め彷徨うが、畢竟、最後の望みである死に至るという至極まっとうな話だった。
 主人公の旧友たちの描かれ方は絶妙で、結婚してすっかり落ち着いてしまった奴、相変わらず飲んで…

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かつての知り合いに会いまくる時点で生への執着が少なからずあったのではないか。

女が、他の人が愛をくれないから、自分も愛をあげられない。
他者に愛を希求しているようで実はカチコチの自己愛が透けて見え…

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・青春を終わらせられない
・触りたいのに触れられない
・自分が愛するように愛されたい
・そのように愛されないので、愛せない
・男女の関係なんてきっかけありき
・人生は屈辱

だから死ぬ
なさけないかもしれない
それでも僕は大好きだ

エリック・サティの音楽

彼らが私を愛さなかったのではない。
私が彼らを愛さなかったのだ。
エリックサティの諦観的なピアノの音色が青黒い海に沈む錨のように、または肺を病んだ者にとっての踊り場のようにこの映画への楔を打ち込んでる。ジャックリゴー本人に俄然興味が湧いた。

夢を生きるのか。現実を生きるのか。空っぽな現実を生きるのであれば、夢に酔いしれたまま死んでしまった方が良い。こんな諦めが蔓延していたのが、この映画の作られた時代である。

本作の主人公もまた誰かを愛…

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結局何をしたって、自己と社会を否定したアランを助けることはできないのではないか。
虐げられているなら手を差し伸べることができるが……。
自己と他者の隔たりを思い知らされる。
アランよりも、アランの異…

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