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「ザ・グレイテスト・キング」に投稿された感想・評価

風来坊

風来坊の感想・評価

2.0
紀元前8世紀のローマ。羊飼いの双子の兄弟のロムレスとレムスは敵国の兵士に捕まり奴隷にされてしまう。兄弟で協力して反撃し奴隷を解放するが、その事から人々を支配する君主と対決する事に…。ローマ建国伝承神話をモチーフにした歴史アクション。

ヨーロッパの方や神話に造詣の深い方向けかな…私にはさっぱり…。
この時代ではすがるものがないから、占いや宗教的なものを崇拝するのは分かるけれどあまりにもな…占い師の言いなり過ぎる…。
神の導きとか運命と言えば聞こえがいいが、運に恵まれ成り行きでそうなったとしか思えない。

戦いのシーンは泥臭く血生臭い、生への執着心を感じて迫力があります。
無知な私にはローマ建国の裏にこんなお話があったのかと勉強になりました。

ここでの評価はすこぶる高いですが、王の誕生やローマ建国のお話というよりは宗教に翻弄された兄弟の骨肉の争いに見えてしまい、素直に楽しめずに終わった作品でした。
作品を観る前はできるだけ、
前知識は遮断する。

その方が自分は楽しめる。

なので、冒頭のサマーセット・モームの、
言葉を何故翻訳しないのか、
しばらく引きずったまま、
観ていた。

理解できる神は神でない。

なんでだろう?
紀元前のお話。ヨーロッパの歴史物で、まあいろいろ突っ込みたくもなることもあるけどこういうのって当然誰も答えなど知らないわけだから製作者のインスピレーションに委ねられるところなので、それはそれで見応えはある。処罰の仕方とか、ちゃんと組織として機能しているやん!?みたいなとこもある。ところで、「神」って、紀元前のお話でいったい何を対象物として神と言っているのだろう??と深く考えてしまう。争いごと自体は、個人的には人類が誕生してから存在しているものだと思っているのでそれなりに考えられた演出は施されていたとは思う。あの占い師みたいな女の人が権力者ってことなのかな。
古代歴史に興味のある方はどうぞ。

このレビューはネタバレを含みます

ローマ建国の父ロムルスとその双子の弟レムスのローマ建国までの物語。

思ってたんとちが~~う!
なんだけど、面白かったです。

「ロード・オブ・ザ・リング」のような神話ベースのファンタジー映画を想像して鑑賞。
が、最初の洪水シーンからはじまり、奴隷同士の素手での殺し合い、肉弾戦闘シーンなどなどに圧倒されました。

ロムレスとレムスの対立も、単純な兄弟げんかの延長のような対立ではない点も良かった。

ロムレスを助けるために神を捨てたレムス、
神を捨てて苦悩するレムスを助けようと、もう一度神を取り戻そうとするロムレス。
お互いがお互いを思うあまりに対立するという複雑さ。
でも、これって家族間でよくあること。

その対立が、神を信じず己の力と恐怖で国づくりをしようとするレムスと、
民の支持(と民が信ずる神)をベースに国づくりをしようするロムレス
との対立のベースになっている。
結果ロムレスの思想が、のちのローマの建国理念のベースになっているというのも、よく考えられているな~と。


こんな神話ベースの日本映画ができたら、見たいな~
sienna

siennaの感想・評価

3.0
無宗教にとっては神とか巫女とか難しすぎる。神のため捧げる命か〜
紀元前753年のローマ帝国が建国されるまでの話。
ローマが生まれる瞬間!
顔が泥だらけになって、誰が誰だかわからなくなり何度もキョロキョロしてしまった
YTで鑑賞。ダイアローグはプロトラテン語、字幕なし。

ロムルスとレムスのローマ建国神話の脱神話化、紀元前753のテヴェレ川の洪水に飲み込まれるや、あっと驚くようなリアルなタイムスリップを堪能。

これまでのイタリア映画への挑戦でもあるし、ぼくたちにとってはイタリア映画からの挑戦でもある。

日本に来るときも、プロトラテン語でやるんだろうか。

個人的には拍手ものでした。

追記:
監督のマッテーオ・ロヴェーレの作品は初めて見るのだけれど、この映画を製作したのがGroenlandia (グローエンランディアと読むのかな?)というプロダクションの名前は覚えておきたい。これはロヴェーレが2014年、『いつだってやめられる』のシドニー・シビリアと興した会社で、『いつだってやめられる』の続編2つを製作したことで知られているのだけれど、これからどんな映画を作ってくれるのか注目だ。