シンプルで面白い。映画が始まり試合が始まる、試合が終わると映画が終わる、なかなかよい構成。
底辺まで落ちた主人公が這い上がるスポコンとも見れるし、粋なヤクザが見れるノワールものとしても楽しい。
単純…
プログラムピクチャーなのに芸術肌な鈴木清順。いつも感心するのは、ヘアスタイルがきまってるところ。今回も、和田浩治の髪型がちゃんとしている。言い換えれば、日活映画のヘアメイクってテキトーすぎることが多…
>>続きを読む日活ダイヤモンドラインの一角を占めたやんちゃガイ和田浩二の、兄貴分石原裕次郎「勝利者」に似通いつつ、南田洋子と白木マリが合体した様な白木葉子の名から「あしたのジョー」にも想起される鈴木清順監督の拳闘…
>>続きを読む小川英と中野顕彰の脚本を、鈴木清順が監督した、和田浩治のボクシング映画。チャンピオン・ベルトを身に着けた和田。そこに至るまでの回想。電気店住み込みの和田が、たまた観に行ったタイトルマッチ。それで火が…
>>続きを読む弱み握られてゆすられるも結局試合の途中で騙されていると判り反撃する主人公。
この映画自体日活映画のパロディかって位に調子の良い話。
鈴木清順が監督だからか?何か色眼鏡かけて見てるのかレビューの点数…
闇社会ものとしても、ボクシング映画としてもきっちり面白く撮れる職人清順。
和田浩治の周囲でドラマに決着が着いて行き、本人は試合に集中していって試合終了とともに映画が終わる、というラストが独特で面白い…
川地民夫と和田の殴り合いの演出からして凄い。和田の動きを川地の目線の移動だけで示し、ローアングルでのボディを入れてみせる。橋の上での切り返しでは一度行われたはずの振り向く動作を何度も繰り返させ、そ…
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