旅人4人それぞれが、街の人に決定的な事を聞いたり感情をぶつけられたりするところを決して撮らないのが誠実だと思った
一緒に過ごした短い時間が描かれ、彼らが聞き取った内容は、後の旅人の一人語りインタビュ…
このレビューはネタバレを含みます
記憶や出来事を語り継ぐことについて、丁寧に突き詰めて描かれている。
実際に体験した人が語り続けるには限界があるが、それから先どのように伝えていけばいいのか、一つの方法がこの映像作品なのだと思った。
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不親切な映画です。よくわからない四人がそれぞれ被災地に住む人びとに話を聞きます。しかもその話は素朴なもので、恐ろしい震災話ではありません。ただ、その不親切がむしろ誠実さを生んでいるように思えました。…
>>続きを読む正直言ってかなりつまらなかった。
4人の若者の姿勢は誠実に感じたが、全体的に監督の自己満足に思えた。
観客に対してかなり不親切な作りだった。
本作の前に観た『きこえなかったあの日』の方が一本の映画…
まず、旅人として登場する4人の佇まい、声が映画的魅力に溢れている。彼らは飾らず誠実に、陸前高田に暮らす人たちの話に耳を傾け、それを自らが語ること・記憶することを模索する。普遍的で切実なその行為が、映…
>>続きを読む山形ドキュメンタリー映画祭にて。
小森はるか監督の評判は聞いていたが…傑作。
ドキュメンタリーなのに、編集やカメラワークが映像的快楽に満ちている。
「事実を共有することと思いを共有することがいか…
山形国際ドキュメンタリー映画祭、オンライン上映にて。
聴くこと、話すこと、語ること。
そして何より"語り継ぐこと"に対して、真摯に向き合ったドキュメンタリーでした。
丁寧に、紡ぎ出すように言葉を発…
初対面の方と2週間との触れ合いの中で、どれだけ彼らの震災体験について理解できるか。4人の誠実さに救われる。恥ずかしながら、きちんと内容を理解して観ることができなかったと思う。。いつかまた観たい。。
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伝承ということ、言葉で伝え紡いでいくこと、それがいかに繊細で難しいことなのか。
どんな時でも、当事者だから、非当事者だから、と言いながらその境界がどんどん広がってしまう感覚があって、その合間を埋める…
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