大学時代、生粋のお金持ちの子とは心から仲良くはなれなかったことをこの映画を見てふと思い出した。
バイトしない子たちはしない子達で仲良くなり、同じような価値観、同じような環境で育った子と仲良くなってい…
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久しぶりにまた数年後見返したいと思える映画ができた。まず作中、エンドロールで流れる音楽がとてもいい。そして、ありがちなギスギス展開もなく、見終わったあとじんわりと心が温まる素敵な気持ちになった。
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「親の人生トレースしてる人ばっかりだよ」
「その日なにがあったか話せる人がいるだけで、とりあえずは十分じゃない?」
階級社会を上手く描いてる
安易に対立構造にしたり、どちらが良いともどちらが悪いと…
監督と同世代だからか、勝手に岩井俊二全盛期の良き邦画時代に影響を受けた方の作品という感じがした。自転車で笑いながら2ケツする女子の映像はストロベリーショートケイクスを彷彿とさせられた。
個人的にはそ…
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『あのこは貴族』を通して感じたこと
現代社会には目に見えない「意識の層」が存在しており、それが階級のように個々の価値観や人生観に影響を与えている。対人コミュニケーションでは「人生何回目か」という感…
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自分で選ぶことの出来ない家柄や故郷、環境に囚われてしまう堅苦しさと、違う場所への憧れと軽蔑の狭間で何も出来ない自分への絶望感。その殻を破る大きな一歩は周りにも勇気を与えるから、幸太郎との関係も進んだ…
>>続きを読む©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会