Summer of 85の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「Summer of 85」に投稿された感想・評価

最後の「過去を乗り越えて、新しい物語を生きる」大人になることも大切だけど、未熟な感性も大切にしていきたい。
ハル

ハルの感想・評価

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ツーリングしてる二人、めちゃくちゃマイ・プライベート・アイダホじゃん!となった 
1度きりの夏に失った心と見つけた自分。


自分の幸せがなんなのか一生見つけられないまま死ぬ人もいる。幸せを見つけられた瞬間、自分自身を見つけることにもなる。
鏡が映す自分は、見たいように見ていた自分だけでなくもう1人の自分を写すようになる。

自分の中でどれだけ幸せの輪郭が見えたところで、他人には何も伝わらないのだろう。
君の物語じゃないから。だけどそれが全てをなんだ。
踊りでニヤけた。

衝動的なアレクシ好き。

アレクシ目線だからダヴィドがめちゃくちゃイケて見えるんだろうな。

このレビューはネタバレを含みます

君の名前で僕を呼んで、に近い話なのかなあと思ったら最初からダヴィドは死んだ体で話が進んでいくし、仲良かった頃、死んだ後が交互に描写されるの素敵だったな。

直接的な性描写もなかったからこっちの方がよりリアルに感じられた気がする。
二人が出会って仲良くなって恋をして、アレックスはダヴィドこそが運命の相手、理想の親友って思っててずっと一緒にいてそれでも足りなくて…って感じなのにある日突然「飽きた」って振られる。
癇癪を起こして出て行ったアレックスをバイクで追いかけた先でダヴィドは交通事故に遭って死ぬ。
ラブラブの絶頂ではなく、一番嫌な永遠の別れで胸が苦しかった。
飽きたって告げた時のダヴィドが泣いていたのと、エンドロールの歌詞からして本当に飽きたわけではなかったのかな…このままではいけないと思ったのかしら。
それとも魔がさしてケイトと夜遊びしたけどやっぱりアレックスの方がいいと思ったのかな。

どっちにしろダヴィドが死んだことに変わりはなくて、その後のアレックスはどんどん狂っていく。
死だけではなく、失恋した後の人もこんな感じなんだろうなあと思わされた。
ケイトの「あなたはダヴィドの顔と体を好きになって、心も理想の相手だと思い込んだ。あなたの好きなダヴィドは幻想よ。」が辛いけどその通りだと思ったなあ…
たしかに相思相愛に見えた2人やけど、なんで二人とも遊びじゃないと決めつけられたのかしら。
辛いね、でもそれが恋ってやつだなあ。

遺体を見て飛びついてしまったのも墓を掘り起こそうとしたのも全部好きだったから、置いていかれて悲しかったから、怒ったから、1人にしないでほしかったから、最後くらい自分だけを好きな状態でいてほしかったから…

死んだ後ダヴィドの店に入って目を閉じると彼にキスされている情景が浮かぶシーン号泣だった。

ダヴィドは結局相手を試してたんじゃないかなあとここまで書いてて気づいた。
誰かを失う悲しさは父を亡くした時に嫌というほど味わっていて、もう誰も自分から離れていってほしくなくて、だから自分から突き放すような真似をしてしまう。
それでも好きだから一緒にいたいと言ってほしいだけなのにいつも怒らせて離れていってしまう。
大好きな相手が離れていくのが怖くて依存したくなくてふらふら遊びまわって結局失っちゃうんだろうなあ。
今回はアレックスが出て行った後に、こいつだけは失ったらだめだと思って必死に追いかけたんじゃないかな、アレックスなら引き止めてくれると思ったんじゃないかな、そして死んじゃった。

私もいなくなっちゃいたいなあ、ダヴィドみたいに相手を失うのが怖いしもう誰にも依存したくないし好きになりたくないし好きになられたくもないからある日ふといなくなってしまいたいなあ。
Seina

Seinaの感想・評価

3.6
オープニングもエンディングもとっても好み。繊細で危うい感情が散りばめられた映画。アレックスの頬を伝う涙の描写が美しいこと。オゾンの美学がビシビシ伝わる。
tinygirl

tinygirlの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観れないかとおもっていた
オゾンの新作、駆け込みました

淡くて、甘くて、なにより愛おしい、
あっという間だけど確かにそこにあった
まだ青い、青すぎる、彼らの青春に魅せられて

フィルムで撮影されたどこか切ない映像たちは
絶妙なスパイスとなって降り注ぎ
あっという間にタイムスリップしてしまったような感覚に陥った

“理想の親友“という
自分だけの彼が、ほろほろと崩れて
それを認められなくて信じられなくて
ああ、その感じすごくわかる

魅力的な彼と過ごした6週間は
目まぐるしくて、うっとりするほど儚くて。

きっとこの気持ちは二度と経験できない
だからもうどうかずっと踊っていて

クラブでのシーンが本当に好きで
観た後も思い出しては、うっとり、してしまいました。
彼からのラヴレター、ラヴミュージック。
ayaka

ayakaの感想・評価

4.5
死に惹かれる

映画の進み方もエンドロール曲も好き
とりまアレックスイケメンすぎて目が離せなかった
nana9046

nana9046の感想・評価

3.8
セクシュアルマイノリティをテーマとしておらず、ごくふつうの誰もが経験する初恋の喜びと痛みを描いた作品。

対比の関係が印象的だった。大人と子ども、執着と自由、生と死、身近な人の死を経験した人と知らない人、、他にも要素があったかもしれない。

エジプトの死生観に魅了されるアレックスと、実際に父を亡くしたダヴィドとの言語化できないけどたしかにある妙なズレが、結末を予感させて切なかった。

また、白黒つけられないもやもやっとした矛盾した感情に戸惑う姿が印象的だった。

愛しているけど他の人も好き、それを理解できる人とできない人。自分の子どもが同性愛者だとどこかで分かっていながらも認められない大人。姿を見ていないから死を認められない人...言語化できない感情を、言語化していくことで整理しようと取り組む姿がとても眩しかった。

思えば(回想シーンでは)アレックス以外はみんな影があるようだった。誰もがなんらかの痛みを経験していて、その痛みが表情に出ていたと思う。

大人になる過程で誰もが忘れられないような痛みを経験していて、アレックスにとっての初めての痛みを見せられた感じがした。
冨士洋

冨士洋の感想・評価

4.2
永遠と刹那
スピードの彼方
対象的なモノへの憧れ
理解者がいるという事

街並みがとても綺麗なのと、
ファッションセンスが良すぎる

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