このレビューはネタバレを含みます
《正義》とは、何なのだろうか。
(1) 妻を危険にあわせてまで、追求する《正義》とは、一体何なのだろうか。妻をおとりに使ったとしか思えない。
(2) その妻も甥をおとりに使っており、自業自得とい…
2024年20本目
『蛇の道』(2024年、黒沢清監督)に向けて、ひとり黒沢清祭を開催中。西島秀俊さんが登場する黒沢清作品と、1990年代後半の復讐もの2本しか見ていませんが、この作品は比較的とっ…
脚本すごい。オリジナルでここまでやるとは。流石である。
いささか大仰な節回しを筆頭にして、古典邦画をオマージュした演出が個人的には良かったと思う。
本当にあらゆるショットが素晴らしいし、黒沢清作品…
福原はスパイでもないし、さとこはスパイの妻にもなりきれず大意を果たせなかった結末は悲しい。
福原の裏切りは守りなのか攻めなのか、愛なのか、自己本位なのか、見ようによって異なる気がするのは、私の理解力…
裏返しのCURE、あるいはカリスマ。大日本帝国でサイコサスペンスを展開すればどうなるか、という映画なのだけれどサイコなことは何も起こらない。そして起こらないから面白い。
それは当然のことで、大日…
奥行きのある演出と独特なカメラワーク。間違いなく黒沢清の映画
ホラーじゃないのにゾクっとさせられる箇所が多々あった。夢の中でドア越しシーンは特に怖い
2度の〝お見事〟
東出さんの感情の見えない(…
演出はいつもの最高の黒沢清。最後の病院のシーンが「CURE」っぽかった。NHKが関わっているからか画面の質感が朝ドラっぽく、らしくないのだが、ふんわり明るい室内で、窓を閉めて暗くして、白黒のフィルム…
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