『ノマド』という生き方。
喪失と孤独を抱えて生きる。
さようならは言わない。
また会えるときまで。
喪失と孤独を知っている人は共感できるでしょう。
実在のノマドの方々が違和感なく映画に溶け込んで…
「アメリカン・アニマルズ」は予想よりドキュメンタリー色が強過ぎてダメだったが、本作は大丈夫だった。ドキュメンタリー色はあまり強くないが、かといって映画っぽさも「アメリカン・アニマルズ」よりなかった。…
>>続きを読む人生というものの捉え方が根底から揺らぐ
定住して定職につくことが当たり前の世界で生きていると、この映画はほんとうに新鮮
日々違う職場で働き、日々違う場所で暮らす
美しい夕陽や広大な岩場や静謐な森林
…
冒頭だったか、Homeは心の中にある、てのが結局最後まで通じてたような。
途中でノマドをやめて定まった家に住む人は、そこがホームになったんだと思う。
ファーンの場合は、夫がなくなり、住んでた街もなく…
ザ・ライダーに続きドキュメントに描かれるマイノリティな生き方を選んだ人たちが風と時ともに流れ行く。近くも遠くもない距離感からそれぞれのバックボーンを決して多くを語ることなく、しかしどこか親密さも感じ…
>>続きを読む個人的にものすごく好き。
言葉数も多くはないし音楽も情景も少し寂しいので、ネガティブな問題提起なのかとおもってみたんだけどそんなことはなくて、ただただハウスレスを選択した旅の途上を映したものだった。…
妹さんとこ行きゃいいじゃん、ダンディなお爺さんと住めばいいじゃんと思って観てたけど、クライマックスで大変丁寧にテーマが明示されてハッとなった。
喪失の辛さや悲しさを知っているからこそ、目の前にある…
「"ホームレス"じゃなくて"ハウスレス"よ。」
序盤のさりげない台詞が印象的だった。心の中にある「家」は支柱であり、安らぎだ。見失ってはいけないものが、きっとある。
ノマドの旅は出会いと別れで満ち…
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