青森県に生まれて父子家庭に育つ女子高生で、祖母から教わった津軽三味線で賞を受賞するほどの腕前を持つ一方でクセの強い津軽弁がコンプレックスで家族以外とは距離を取りがちな相馬いと。一念発起して街にあるメ…
>>続きを読む「海辺へ行く道」の監督の他の作品を見たくて。
主人公は内気で言葉少なめ。それに加え、津軽弁のクセがスゴくて全然聞き取れないし、意味が分からない。ただ、いとが弾く三味線が言葉以上に雄弁に語っていたか…
さちこさんがいとの髪をとかしているシーンで不意にあったけぇものが頬を伝いそうになった。
映像が綺麗。日照時間が短い北東北の夕焼けは本当に儚い。
変化と伝統。メイドもロボット掃除機も受け入れるし、…
とにかく小さな物語で、舞台は家と学校とバイト先のメイド喫茶のみ。登場人物も極めてミニマムだ。
しかし、この物語という小さな小さな小石が投じられた水面は、静かだが確実に映画的感動というさざなみとして…
(C)2021『いとみち』製作委員会