妻も娘も失った男が、喪失から立ち直っていく物語ーー。一言で表せばそんな映画だが、心に深く刻まれた傷は、一筋縄に癒えるものではない。
15年来の付き合いである真紅の愛車は、孤独な47歳の演劇脚本家、…
濱口監督の文化人としての教養レベルの高さに圧倒されました。
久々に映画屋の作った映画を観た気がします。
セリフではなく、画で説明しているのが映画屋っぽい。オーディションの時の鏡の使い方も上手かっ…
関東近郊で暮らす、舞台俳優の家服とその妻で脚本家の音。音はSEXを終えてから物語を語り、明くる朝に家服がその物語を復唱し、それを音が文章にまとめる、という夫婦生活を送っていた。
あるとき海外の映画…
昨年の公開時は話題性は今ほど高くなく、通常の公開期間で見れずにいた。賞へのエントリーは2時的な集客効果を発揮する。
タイトルはビートルズの曲からだが、テーマとモチーフは別立てで、村上春樹の短編3つ…
顔の表情を作らない、情動を表情に出さない 劇中劇の稽古で繰り返される棒読みの本読みはこの映画そのもののテイストだ
感情を出さない、情動を伝えない、自らの心が傷ついている事を認めようとせずに生きてき…
相手を丸ごと受け入れるためには、まず欺瞞のない自分そのものを受け入れねばならない。自分を受け入れ相手に差し出す=相手を信じ自らを委ねる(家福にとってはまず車の運転を委ねることに象徴される)ことを行っ…
>>続きを読む全体的にローテンポで,何か事件が起こるわけでもない感じで、自分にはまだこの作品の良さがうまく咀嚼できていないように感じた。
この作品を通して,伝えたかったことは、現実から目を背けず、その現実もそうい…
原作は短編の1つだったはずなのになぜ180分もあるんだ?とずっと思って観ていなかった作品
村上春樹と濱口竜介の相性がとても良いと思った
原作の記憶がおぼろげだけど、かなり付け足しているはずなのに…
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