ミュージック映画かと思いきや一曲だけでした(笑) でも紡がれる台詞がまるで音楽みたい。一言一言がガツンとくる。最初は何様なんだこの人と思うような事も、背景が明かされるにつれ、そうしなければいけなかっ…
>>続きを読む「十二人の怒れる男」みたいな映画。暑く湿った汗ばむ空気と一緒に、怒りや哀しみが猛烈に押し寄せてきて、息苦しくなる。レヴィが「神は何もしてくれなかっただろ、お前の神はお前を救ってくれるのか?」みたいな…
>>続きを読むブルースの母と呼ばれたマ・レイニーのことは全く知らなかったので伝記作品を見る様でした。
南部のイメージが未だ色濃い時代、自らの才能を持って白人をアゴで使う強かな女性でした。
チャドウィック・ボーズマ…
主演のチャドウィック・ボーズマンは黒人の抑圧され内包された怒りの具現化で、スタジオは逃げ場のない差別の包囲網なのだろうか。
そして、マ・レイニーはブラックボトムを唄い振り、世に反抗する。
他のバ…
チャドウィック・ボーズマンの遺作。彼の全身全霊の演技には言葉を失いました。特にラストシーンの表情は忘れられない。ヴィオラ・デイヴィスのマイレイニーも圧巻の存在感で、二人の魂のぶつかり合いに鳥肌が立ち…
>>続きを読む 「ブルースは人生を語る手段だ」
ブルースの母と呼ばれたマ・レイニーの半生を綴るわけではなく、彼女のバンドメンバーの人間模様を、トランペット奏者のレヴィーを中心に描くドラマ。音楽映画ではない。
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