オーソン・ウェルズが、シェイクスピアのキャラクター、フォルスタッフを主役にした堂々たるシェイクスピア劇にした。ウェルズの重量級の演出、カメラ、編集、美術。どれも、第一級の重喜劇。
シネヴィヴァン六本…
いやぁ〜、これはヤバい。シェイクスピア大好きオーソン・ウェルズが色んな原作参照して作ったウェルズ時代劇の総決算。放蕩王子ハル(のちヘンリー5世)とぼんくら仲間フォルスタッフの友情とその終わりを描いた…
>>続きを読む◎ 合戦の凄まじさ
ウェルズの存在感
シェイクスピア作品のセリフの美しさ
’フェイク’と通ずるところがある道化師としてのウェルズが全面に出てきていて愉快な気持ちになれた。
屋根裏にハリーが隠れてい…
モニターの画面は平面なのに、どのショットも立体感があって、それだけで感動してしまいました。オーソン・ウェルズがどんな映画作家なのか、その特徴がよく出ている映画だと思いました。
たまたまシェークスピア…
オーソン・ウェルズのシェイクスピアの映画は「オセロー」と「マクベス」があって、ヘンリー4世、リチャード3世、ヘンリー5世、ウインザーの陽気な女房たちを混ぜて本作があるらしい。
大げさで派手ないかに…
2種類の世界があると思う。王や臣下たちの硬質な力関係に従い規律し規律される「歴史的世界」。その歴史の間を満たし、正規の歴史に闖入しようとする道化師たちの「演劇的世界」、演劇的世界においては権力は茶化…
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