全10話のエピソードがそれぞれモーゼの十戒をモチーフにしつつ、全体としてポーランドの現代(撮影当時の?)人/社会を描いている。全体を通じて、一つのアパートメントとその住人が中心となっており、時々登場…
>>続きを読むジャン=リュック・ゴダールによるロベール・ブレッソンへの賛辞に、「モーツァルトがドイツ音楽に占める位置や、ドストエフスキーがロシア文学に占める位置と同じ位置を、ロベール・ブレッソンはフランス映画にお…
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全部見た。テレビドラマ1時間×10だから各回ごとにクオリティのバラツキはあるものの総じて素晴らしい出来だった。どの回も救いようのない団地の中の話なんだけど、絶対的に美しい場面があって例えば、6話の牛…
>>続きを読む長かった。とっても時間がかかった。
10話目が一番面白かった。
父親が亡くなって遺品整理をする兄弟。
一人暮らしの家は警報機が付いていたり窓が開かない建て付けになっている。
整理していると多数の…
劇的には面白くない作品史上、1番面白い。
ドラマ仕立てでありながら「異なる物語を綴る映画からなるひとつの集成」であり、緩やかに繋がる悲喜交々の連作は、物語を拵えんとする者にとっての憧憬に到達、それ…
この映画は「顔」の映画だ。
物語のプロットが素晴らしく、ただただ驚嘆してしまうが、そんなものは枝葉に過ぎない。
この映画の根幹は、ままならない者たちが画で語る「顔」なのだから。この顔たちが脳裏に焼…
5.6.9.10話を鑑賞。
人間を裁き断罪するのではなく、人間を不完全な存在として認めその迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれた作品。
どんな人間の人生にも過ちや失敗があるが、そこで希望を捨てる…
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1から順番に全部観た。
長い、時に険しい旅のようだった。
すべておもしろいけど
特には、4.8.10が好きだった。
でも全部好きだよ。
5.6が一番重かったな。
5もだけど、6もかなりだった。
5は…
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ワルシャワ公営団地に住む人々の選択と運命の物語。
どの話も琴線にふれるような良質で、繊細ながらも洞察的・探究的な試みで、ヒューマニズムを描き出したキエシロフスキの芸術のような作品群。
個人的には…
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