煙突の見える場所の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『煙突の見える場所』に投稿された感想・評価

3.8

実家にあったDVDから隠れた名作を探そうシリーズ③

足立区の千住桜木町あたりの東京電力の発電所の煙突角度によって、本数が違って見えるのでそう呼ばれていた。
僕も子どもの頃その名前は聞いていたような…

>>続きを読む
親指
-

明け方の入水自殺未遂のシーンは雨月物語のような怪しさと美しさがあった。
芥川の音楽が時にはユーモア、時には抒情をプラスするアクセントになっていて印象に残る。
高峰演じる仙子がまさに仙人のような人生2…

>>続きを読む
TO
4.0

おばけ煙突 戦災未亡人 お前はつまらんことにびっくりするね、35にもなるのに やかましくて嫌になるね 目覚まし時計がいらなくていいじゃない 奴たび 競輪 着物もたまにはいいね いけないわ 南妙法蓮華…

>>続きを読む
戦後8年の東京下町。
「生」をとても感じる。
人々の顔が生き生きとし、物質的にはまだまだ貧しくとも、心の豊かさや生命力が感じられ嬉しくなる。

またひとつ、私を幸せにしてくれる映画に出会えました。

在りし日の「おばけ煙突」を本数が変わる様々な角度から見ることが出来る映像は貴重だ。また、戦後間もない昭和20年代の庶民の暮らしぶりも興味深い。

上原謙はまたしても最低男だった。女性は皆、それぞれの…

>>続きを読む

ベルリン国際映画祭で国際平和賞を受賞し海外での日本映画入賞の先駆けとなった、五所平之助監督の代表作。 原作はクリスチャン作家・椎名麟三の「無邪気な人々」(1952)。

終戦から7年程たった東京。千…

>>続きを読む

椎名麟三『無邪気な人々』を小国英雄が脚色、五所平之助が監督、新東宝とエイトプロが製作した。見る場所によって4本にも1本にも見える千住火力発電所のある下町北千住を舞台に、上原、田中の住まいの前に捨て子…

>>続きを読む

千住にこんな煙突があったんだ。
田中絹代が煙突の本数がいつもと違って見えて困惑するシーンがいい。いつも同じところに同じものがあるという安心感は、小さな心の支えになる。お化け煙突は下町に生きる人たちに…

>>続きを読む
角度によって煙突の見える本数が違うって言われなきゃわからない

あなたにおすすめの記事