夫と別れてお金もない、不幸だけど不幸そうには見えない主人公の日常が描かれており、どこを切り取っても華のあるおしゃれな映像。自分の手で身長を測るアンナ・カリーナがキュート。
ゴダール監督作品の中では…
あらすじを追うだけならば、ある女の悲劇になるものの、この映画からは何の悲劇性も伝わってこない。アンナ・カリーナはもちろん美しく、けれど本当に美しいのは、ジャン=リュック・ゴダールのまなざしのほうにあ…
>>続きを読む映し出される女性の裸体はまるで白い彫刻のようだ。モノクロの映像とは言え、女性の肉体をこのように撮れるのはゴダールだけではないだろうか?アンナ・カリーナのセーターの胸の膨らみの柔らかさも画面越しでも伝…
>>続きを読むゴダールの色々な画期的なアプローチが爆発してる作品。
最初の方でNanaが観るサイレント映画で出てくるような字幕を台詞代りに使ったり、テーブルで向き合って会話してる二人の頭を重ねてどちらも顔が見えな…
(c)1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris