■アテネ・フランセシネマテーク 映画の授業■
ロシアの映画監督アレクサンドル・メドヴェトキン氏のブラックコメディ。
貧農フムィリが(途中色んなことがあって)金銭的に豊かになり、洋服を買い替え…
悪夢的なイメージをどたばたアクションの笑いで見せてくれて楽しい。
家から虫みたいに生える足。仮面の役人達。風車の首吊り。
働かない馬の代わりに地を耕し、過労でぶっ倒れた奥さんに花と音楽で回復させよう…
いいところはあるけどさすがにとっ散らかってて…。
よかったなあと思うところとしては、2度建物が動く(歩く)ところ。1度目は馬によって、2度目はこそ泥連中によって建物が動かされる(チャップリンみたい…
スターリン政権下でこの異形のコメディが作られたという事実自体に驚きがあるな。冒頭から、口を開くと自動的に食べ物が浮かび上がって口内に入るチープな合成によって富める者を表現し、饅頭泥棒を試みた老人は…
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