『美貌に罪あり』
1959(昭和34年)
大映
原作・川口松太郎
脚本・田中澄江
「温室を作って蘭で儲けるというから土地を担保に200万お貸ししたんですよ。ところがちっとも儲からないじゃありませ…
尺は短いのにこれでもかという豪華キャストであらゆる人間模様が描かれる。川口浩に好きよキスしてと言っておきながらアパートにきたら「早く帰ってね」。
わ、私もあややに振り回されたい‥。
私も親の手を払…
田中澄江の脚本が素晴らしい。それに見事に応える増村保造監督。姉の山本冨士子が着物姿で日本舞踊の師匠勝新太郎と実家の花農家を訪れる。野良着姿の妹若尾文子と川口浩がトラックの荷台から迎える。栽培管理のい…
>>続きを読む邦題失敗したみたいなタイトルだけど原題。“家”の終わりのはなし。タイトル全然話と関係ないし、マジレスするとたとえ美しいとしてもそのことは罪にならない。長女山本富士子が川崎敬三と、次女若尾文子ちゃんが…
>>続きを読む若々しい勝新。
溌剌とした若尾文子。
美しく良妻な山本富士子。
聾唖で不憫な野添ひとみ。
恋愛の成就やら破談やら、仕事の夢とか実現とか、ちょっと内容量多め。
そして農園を畳み土地を売るという、一…
約20年ぶりの再見。90分足らずの尺でこれだけのドラマをよく収めたものと感心。意味深な表題は大映の三大女優(山本富士子若尾文子野添ひとみ)にそれぞれかかっているのだが、聾唖者役の野添ひとみにその比重…
>>続きを読む