小津安二郎が’東京物語’で描いた1953年当時の東京は最早どこにも存在しない。ヴェンダースの深い幻滅と呆然とする様子が否が応でも伝わって来る。本作撮影時の1983年と言えば、奇しくもバブル前夜であり…
>>続きを読むレストアを映画館で観て印象が変わった。
配信で見たときは「小津が撮った東京が失われてしまっていたようにヴェンダースが撮った東京も今や失われている」と思ったのが、画が鮮明になることで「この東京、まだ…
『東京物語』のオープニングで始まり、エンディングで終わるドキュメンタリー。ヴェンダースが東京、日本に『東京物語』を探す映画である。小津組のカメラマンの厚田雄春と、笠智衆にインタビューしているシーンも…
>>続きを読む今観ると小津の東京を探す80年代の東京を観る2020年代という構図になって面白い。
パチンコ屋がやたらフォーカスされてるけど、日本は気づいたらパチンコ屋みたいなセンスばっかになっちゃいましたね。80…
ちとうとうとしてしまった…。
お恥ずかしながら小津監督のことをよく存じ上げないんだけど、『秋刀魚の味』の脚本が出てきた時に、あぁ!あの観たいと思ってた映画の監督だったのか!とやっとピンときた。
黒澤…
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