ヴィム・ヴェンダース監督が山本耀司さんを独自の視点で撮っていくドキュメンタリー映画です。
タイトルがかっこいいのですが、このタイトル通り、なかなか複雑な、難解な点もあります。
パリコレの準備をする山…
「ぼくの中で戦争は終わっていない。大戦で死んでいった人たちの代わりに、これをやってるんじゃないか。そう思うことがある」
1943年生まれの山本耀司は、撮影時点、すでに西洋のモード界で敬意を集める日…
ヴェンダースがポンピドゥセンターの依頼で制作した山本耀司のドキュメンタリー。
「複数」の映画である。画面は小型モニターが混在するメタ画面だ。そして35ミリカメラ(60秒しか撮影できない)とビデオカメ…
映像がコラージュのように配されて表現されている。そして、そこに取材先のファッションデザイナー山本耀司のクラフトマンシップと、この取材と関連した監督の洞察とが深く核心に迫る形で表現されてて、本当にビデ…
>>続きを読む原本、複製を巡る独自性についての自問自答。スクリーンの再撮影など実験的な表現を差し込みながら、山本耀司の話と、作者の独白が編みこまれていきます。
ホワイトノイズに載せるクレジットや、あの頃の坂本龍一…
1989年の映画でヴィム・ヴェンダースの語るデジタル技術への危惧、山本耀司の語るファッションへの危惧が、2022年にはもうかなりのところで表面化していることに気付かされる。
当時の東京の映像と、パ…
ヴェンダース レトロスペクティブにて6本目。
(年越さずに書いちゃいたかったのに年越してしまった無念…)
"ファッションや文化にお金や情熱を注ぎ込まなくなった"
パンフにあった国立新美術館主任研…
© Wim Wenders Stiftung 2014