冬の函館という舞台がもうどことなく寂しさを感じさせる。人生に行き詰まってしまったもの、心に傷を負ったもの、心が荒んでしまったもの、今日を生きていくだけで精一杯のもの、鉛色の空の下で生きている彼ら一人…
>>続きを読むこれは函館の現実だ
待望の予告編を初めて観たとき、シリアスな雰囲気で重厚な感じがした。
音楽も良かった。
本編も、そんな視点で初めて描く函館であればいいなと、思っていたが、その期待以上に応えてくれ…
どのエピソードも暗く辛いものでしたが、観終わる頃には心にジンと沁みていた良作でした。
特に、それぞれのエピソードの登場人物たちが微妙に交差し合う路面電車のシーンが良かったですね。
谷村美月さんを…
佐藤泰志原作による映像化。
北海道出身の私にはこの架空の「海炭市」が函館市、夕張市、室蘭市辺りを複合した創造物だとわかる。
日本の高度成長期、重厚長大産業である造船や製鉄に伴う炭鉱の存在がそれら…
函館を思わせる「海炭市」を舞台にした作品。暗い。救いがない。
ストーリーとしてはほとんどつながりがなくオムニバスっぽい。
けれど同じシーンにいたりする。
両親を亡くした兄妹。ドックで働く2人。一…
函館を舞台に、異なる厳しい境遇にいる市井の人々の暮らしを描いた作品。
「オーバーフェンス」「そこのみにて光輝く」と同じ原作者と聞いて、凄く納得してしまった。
5篇のエピソードで構成されているが、ど…
雪がきれいか汚いかはわからない
血がきれいか汚いかもわからない
海はきれいだけれど、潮のにおいに吐き気をもよおす時がある
星は美しいけれど、本当のうつくしさを感じられるのは、ほんの一瞬だ
確かなのは…