故郷よの作品情報・感想・評価

「故郷よ」に投稿された感想・評価

ウクライナ侵略関連、先観していた『プリピャチ』の時にも思ったが「公平」というものに関しての定義を考えてしまう。

平等政治や体制に反して起こる、防ぎようの無い特殊公的事故、日常を奪われればその時点で公平では無くなる…かと言って保証など無く、不幸の連鎖は止めようも無い。
チェルノブイリ原発事故により故郷を奪われた少年と女性の生きざまを描いた作品。

立入制限区域内で撮影されたことや、原発事故の当日の様子などが住民の視点で描かれており、事故のあまり知られていない部分を知ることができた。作品で描かれる事故から10年後の住民たちの捨てきれない故郷への想いはあまりにも切ない。

福島の原発事故から2年になろうとしている。改めて避難区域の住民の想いを受け止める必要があるだろう。
(2013年3月1日@シネスイッチ銀座)
題材が題材だけに暗い。全ては忘れられないとしてもアーニャは故郷から遠く離れた方がいいのでは…と思ってしまった。
あと創作なんだからせめて親子を会わせてやってくれ…

犬・猫の可哀想なシーンがあるので好きな人は鑑賞注意。
犬

犬の感想・評価

3.3
傘雨

1986年4月26日、チェルノブイリの隣村プリピャチで、アーニャとピョートルは結婚式を挙げる
しかし、幸せの絶頂の日であるはずのこの日、消防士のピョートルは「山火事の消火活動」という名目でパーティ中に駆り出され、2度と戻ることはなかった
10年後、観光名所となった廃墟の街をガイドするアーニャ、事故当時に原発技師の父と生き別れとなった青年ヴァレリー、事故後も頑なに自宅を離れず、汚染された土地を耕し続けた森林管理人のニコライという3人を通し、失われた故郷に心を置き去りにしたまま、現実と向かい合う人々の姿を映し出す

チェルノブイリ原発事故が招いた悲劇を描いた人間ドラマ

故郷がこんなことに

何が起こっているのか
住民には知らせない

恐ろしい
いろいろ知れます

映像で魅せる
自然も印象的

重たい雰囲気
ロマンスの感じも

オルガ・キュリレンコがスタイル良すぎ
歌もあります
いち麦

いち麦の感想・評価

3.0
チェルノブイリ発電所から3キロの距離にあるプリピャチの住人の事故当時とその10年後の生き様をイスラエル出身監督がフィクションで描く。正しい情報を与えられない哀しさと心の傷が30年近く経とうとする今もって生々しい。
低評価だけど個人的には良かった作品。

やろうと思えばいくらでも描けたろう題材を、10年後の物語ってのが意味ある作品。

黒い雨と放射能汚染。
立ち入り制限下の無人の街プリピチャ。

チェルノブイリ原発事故により人生が激変した住民達の物語。

…苦痛な過去を忘れる為 街を去る者。
…苛烈な過去を消せず 街に残る者。
…未だ戻れぬ街への望郷の念にかられる者。


多分故郷ってのはそういうもんだろう。

ニガヨモギ…。
意味が本当かどうかは知らないが、だとしたら皮肉過ぎる。


そして、あの林檎の樹はどうなったのだろう…。


何ともやるせない余韻が残る作品でした…😫
かけがえの無い故郷の変わり果てた姿。

ウクライナ出身のオルガキュリレンコが主演のドラマ。

チェルノブイリで離れ離れになった新婚さんと、町の人々の姿、変わり果てた町の姿にさまざまな思いを馳せる人々の姿を描いてる。

おぞましい事故が起きた街でも、廃墟と化した街でも彼らにとってはかけがえの無い故郷。

あのとき過ごした時間をわかちあった人々は今どうしているのかと思いを馳せる姿が辛い。

特に家族や愛する人と離れ離れになった主人公達の姿も見てられないくらい辛い。

事故の原因がどうとか、責任がどうとかいうのも、もちろん忘れてはならないことかもしれないけど、あの事故の裏にこのような思いをした人々がたくさんいると思うと見ていて苦しくなる。

気丈に振舞うアーニャと、わずかな希望を持ちつつもかなりの絶望感に襲われているアレクセイが対照的。

オルガはこの頃生まれてるのかな?生まれる前かな?サッカー選手でACミランやチェルシーで活躍したウクライナのシェフチェンコはこの事故当時に近隣の町にいて避難を経験したというのを思い出した。

チェルノブイリの冬の薄暗い空、冷たい空気に
原発の不穏な雰囲気、廃墟と化した街、画ヅラからして絶望的な雰囲気が伝わってくるし、かけがえのない故郷が変わり果てた悲しみが痛いほど伝わってくる。
Yukari

Yukariの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画祭で観たときは
違う映画名だった気がします。

ひたすら重い映画。
でも事実。そして私たちのこれからを
見据えていかなければいけないと
思わせる映画。
チェルノブイリ原発事故からの数日間とその10年後の日々。原発から3km離れたプリピャチの街。婚礼の日がその日に当たり夫を事故処理に召集されそのまま失ってしまった妻。事故を知りながら守秘義務の為に街の人々に黙して雨を浴びぬ為の傘を配るしかできなかった原発技師。彼の息子。その日を境に彼らの日々は止まる。それは10年後とて同じ。それでももう帰ることのできない故郷への思いは断ち難い。その日、原発周辺の異様に緊迫した空気。でも知らされない街の人々は訝しみつつも無自覚だ。その恐ろしさ。後半の10年後の日々は少々散漫な印象で残念。冒頭がタルコフスキー監督の「サクリファイス」とどことなく似ている。
2019年最後に見た作品。


2019年ベスト20(初鑑賞作品)
1「イリュージョニスト」 2「この世界の片隅に」
3「愛、アムール」 4「万引き家族」
5「ナイトクローラー」 6「セッション」
7「ニューヨークの巴里夫」 8「ミッドナイト・イン・パリ」
9「愛する人」 10「君の名は。」
11「チェブラーシカ」 12「あの頃、君を追いかけた」
13「フリークス」 14「ふがいない僕は空を見た」
15「ビューティフル」 16「破戒」
17「人生スイッチ」 18「暗殺のオペラ」
19「ノー・マンズ・ランド」 20「インシディアス」
s

sの感想・評価

3.0
動画【字幕】
・アーニャも切ないけどアレクセイをメインにして欲しかった
・10年後アレクセイは何で死んだ事にされてるの?アーニャはバスで行き来してたけどアレクセイはもう運行してない電車で帰ろうとする謎…何の調査してるのかも謎
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