このレビューはネタバレを含みます
“踊り”というものは、映像には映せない。
場踊りはその場を共有していないと到底面白くないと思っていた、と泯さんは言っていた。
この映画は、犬童監督の手で切り取られ繋ぎ合わされ再構成された、新しい踊り…
何年前になるんだろう。富士吉田で田中泯さんの場踊りを観ました。でもそれを理解できたかというと微妙で、ただ、観たことのないものだなあと思いました。この映画を観て、1番に感じたのは「好きなことにまっすぐ…
>>続きを読む素晴らしかった。至福の時間だった。
役者としての田中泯さんしか知らなくて踊っている姿をちゃんと見たのは初めて。池袋の街中、パリの教会、ポルトガルの住宅地、何処でも舞台にしてしまう。その時、その場、観…
『脳みそが沈んでいく
あ~〜幸せだ』
『踊りは所有できない
踊りは間に生まれる
観る者もダンサーなのだ』
泯さんの踊りは
「私の子ども」を抱えた体をもって
一生懸命その場に在ること
命の表現…
第34回東京国際映画祭 10本目
ダンサーで俳優の田中泯さんの魂の踊りを、犬堂一心監督が3年かけて撮り続けたドキュメンタリー
二度と同じ踊りはなく、行った場所の土地や自然、生き物から感じとったイ…
東京国際映画祭にて鑑賞。エグいほど豊かな時間が流れていた。田中泯という躍り手の躍りを犬童一心という監督が撮っている、ある意味それだけの映画なのだが、それだけで十分だった。躍り手と観客との間にこそ躍り…
>>続きを読む©2021「名付けようのない踊り」製作委員会