復讐は私にまかせての作品情報・感想・評価

復讐は私にまかせて2021年製作の映画)

Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas/Vengeance Is Mine, All Others Pay Cash

上映日:2022年08月20日

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

あらすじ

「復讐は私にまかせて」に投稿された感想・評価

何故かち◯この事を"鳥"と呼ぶインドネシア。

前にみなみ会館で1回予告見てちょっとだけ惹かれた作品。
でも観るつもりは無かったんですが、時間が合ったので観てきました。

天国は母親の足の下にあるって話し。
インドネシアってあまり馴染みの無い国ですが、日本のデコトラみたいにトラックの荷台に絵と文字が書かれてるんです。
それを使って場面の説明とかをする演出は面白かったです。
文字だけじゃなく絵も動いたり。
父親が誰だか分からないED(インポ)のアジョは、何かしら理由を付けて喧嘩を繰り返す出鱈目な生活をしていた。
ある日アジョは強姦殺人を犯したのに普通に生活しているレベと言う男の噂を聞き、懲らしめるためにレベの所に行くと伝統武術シラットの使い手イトゥンが用心棒をしていた。
激しい闘いのすえ、イトゥンを倒しレベの耳を削ぎ落とすアジョ。
闘いでお互いを認め合い惹かれあった2人は…、って話し。
これ、バイオレンス&ラブストーリーと謳われてますし、予告でもアジョとイトゥンの壮絶な闘いのシーンが有りましたが、闘うのってそこだけなんですよねぇ。
何か町の実力者みたいなのに頼まれて人殺しに行ったりするけど、相手が大体年寄りで一方的に殴って終わりだし。
と言うわけで期待したほどバイオレンスでは無く、最凶喧嘩インポ男とシラット女のラブストーリーが殆ど。
インポだけど強いし手マン上手いしアジョに惚れたイトゥンの猛烈アタック。
アジョも喧嘩に興味が無くなるほどイトゥンに惚れてるのにインポだから告白出来ない。
それを乗り越えて結婚するんですがイトゥンは元カレとおSEXをして妊娠してしまう。
インドネシアは男性は避妊しないのが当たり前、女性は自分が悪いと思ってしまうお国柄らしいです。
自暴自棄になった2人は人殺して服役の繰り返し。
離れて居てもお互い愛し合う2人…、ってそんなのが観たいのとはちゃいます。
もっと殴り合って欲しかった。
喧嘩拳法vsシラットもスピード感も血みどろも無かったのは撮り方のせいかな。
闘いをメインに持ってきたらもう少し面白くなったんじゃないかと思う少し残念な出来。

この日は1日休みで朝から5本観ました。
『この子は邪悪』🇯🇵
『シャーク 覚醒』🇰🇷
『ブレット・トレイン』🇺🇸
『地下室のヘンな穴』🇫🇷
『復讐は私にまかせて』🇮🇩
国はバラバラですが『シャーク』と『復讐は〜』は格闘技、『ブレット〜』と『地下室の〜』は日本が出てくる、と微妙に共通点ありました。






*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年9月3日
鑑賞回:19:30〜21:30
劇場名:みなみ会館
座席情報:2F/スクリーン2 F-5
上映方式:2D 字幕
レーティング:PG12
上映時間:115分
備考:会員料金
**********************

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ハ

ハの感想・評価

3.7
Indonesian black comedy action magic realism 映画。凄いものをみた。すべてが不意で強烈。
復讐をテーマにした、インドネシア産アクション映画。

「私にまかせて」と言われたら「どうぞどうぞ」と答えてあとは任せたくなるタイプのやる気のない俺なのだが、それはともかく、「復讐」をテーマにした映画は多い。

この作品は、勃起不全の主人公と殺し屋のヒロインが、自らの過去に影を落とす男たちに復讐する話。

ただ、そんなテーマとは裏腹に、爆発パーマなヘアスタイルのヒロインが、思った以上に松田優作そっくりで、そればかり気になって集中できなかった。

上映中、

「松田優作、いつの間にか性転換してインドネシアで活躍してたのかー」

って感心してたら、いつの間にか終わってた。なので感想はこれでおしまい。

それと、なんかやたら青姦するシーンが多かったのだが、インドネシアのカップルは、みんなトラックの後ろとか草むらの陰とかでセックスしているのかだけは、現地に行って観察するしかないと心に誓う俺なのであった。

■復讐映画について

……と、これだけだとアレなので、実家に帰省したはいいが、台風のおかげで映画にも行けずヒマを持て余している人(俺)のために、オマケとして「復讐」というタイトルの映画に付いて書いておきたい。

「復讐映画」というのは、意外に多い。

filmarksを「復讐」で検索すると、出てくる映画は373件。

これは以前調べた「私」の496件
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
https://filmarks.com/movies/67915/reviews/99564961
には及ばないが、「シャーク(サメ)」の238件は、余裕で越える数字。相当な数の作品が作られていると、言っていいだろう。

中には

「復讐の夜」
「復讐の雨」

のように復讐の状況をタイトルに冠した作品から、

「復讐の谷」
「復讐の町」
「復讐の荒野」
「復讐都市LA」
「復讐のキリマンジャロ」
「復讐教室」

のように復讐の場所をタイトルに冠した作品もある。

「LA」とかだと逃げるの大変なので、復讐する場所は「教室」くらいに留めてほしいものだが、このように、復讐マニアたちの野望は、果てしなく、深い。

「猛烈なる復讐」
「華麗なる復讐」
「静かなる復讐」

復讐といっても一言で言えない。猛烈なものから静かなものまで、バラエティに富んでいるのだ。

ここでは「復讐」映画の動向を知るために、どこにニーズがあるのかはさておき、「復讐」映画のタイトルを幾つか紹介する。

・人物編

「復讐にかけた女」
「復讐少女」
「復讐の騎手」
「復讐のガンファイター」
「復讐鬼」
「復讐霊」
「復讐の帝王」

→「誰が」復讐するのかに注目した作品。結構多い。
「復讐鬼」と「復讐霊」と「復讐の帝王」で三つ巴の戦いをやってほしいところである。

ちなみに三つ巴ではないが

「ターザンの復讐」
「ゴリラの復讐」

という作品もあった。
こっちも別々に行動せず、一緒に行動すれば一本で済むのに……と効率性を考えてしまうのは俺だけだろうか。

・道具編

「復讐の銃弾」
「復讐の二連銃」
「復讐の拳銃」
「復讐の二挺拳銃」
「復讐の六拳銃」

→何を使って復讐しているか、を説明してくれる親切な作品。復讐には拳銃が必須だということが、読者の皆さんにも分かってもらえるのではないだろうか(キリッ)。

・コマンド編

「復讐のコマンド」
「復讐!炎のコマンド」
「復讐!暴走コマンド」

→なぜか三作も見つかった「復讐コマンド」映画。
復讐コマンドって何だろう。「↑↑↓↓←→←→BA」みたいなもん?
調べても、三作には特に繋がりは無いっぽい。うーん、You、つきあっちゃいなよ!

「You、つきあっちゃいなよ!」で思い出したのが、次に挙げる「誰がやんの編」の作品たち。

・誰がやんの編

「復讐は誰がやる」
「復讐は俺がやる」
「復讐は俺に任せろ」
「復讐するは我にあり」

→お前ら何なの? 馴れ合いなの? 誰が復讐するかくらい決めとけよ! って言いたくなる作品。ダチョウ倶楽部かよ!

本作「復讐は私にまかせて」もこの系統に入るだろう。

・逡巡編

これは一作品しか見つからなかったが、こんなタイトルの作品。

「復讐したい」

→「勝手にすれば?」という感想しか思い浮かばない。悩んでる場合やないやろ。お前それでも男かよ!(男かどうか知りませんが)

・【休憩】ここでクイズ!

ここで唐突にクイズ! 以下のタイトルの主演俳優は誰でしょう!

「沈黙の復讐」

→filmarks読者の皆さんには簡単過ぎたかな?
答えはググってね。

気を取り直して後編に移る。

・男編

男臭い復讐映画も多く存在する。

「復讐の用心棒」
「復讐のガンマン」
「復讐に来た男」
「復讐のゴリラ男」

→こういった作品群である。
上の三作はカッコいいが、「ゴリラ男」だけ、なんか、こう、可哀想な気がしてならない。
俺が「ゴリラ男」の主演だったらちょっと泣くと思う。

・女偏

「女の復讐」
「女奴隷の復讐」
「裸の復讐」
「美しき裸身の復讐」
「美女軍団の復讐」
「復讐の美女姉妹 体当りスーパーバイオレンス」
「レイプ!コールガールの復讐」
「復讐の求婚」

→男編に比べて作品数が倍増しているのは、やはり女性の方が復讐しがちということなんだろうか。女性のみなさん、もしこれを読んでいたら教えてほしい。あとわざわざ裸で復讐しなくても良くない?

・謎の復讐編

「改造人間の復讐」
「電話の復讐」
「電気自動車の復讐」
「復讐の悪魔便器」

→男でも女でもない、何か別の存在が復讐する作品群。
「改造人間」は兎も角、それ以外はあまり怖い気がしない。「電気自動車の復讐」って何? イーロン・マスク主演? 「クリスティーン」のリメイク?

・最後に

……色々と「復讐」タイトルの映画を挙げてみたが、いかがだっただろうか。
台風が迫りくる中、ここまで読んでくれたヒマすぎる方には、読んでる時間あったら家のサッシを閉めておくことをオススメしたいところである。

という訳で、特に結論はないのだが、最後に

「復讐もほどほどに」

というタイトルの作品が出てきたので、ここらでキーボードを置くことにする。

ここまで書いて、すでに俺の中では「復讐は私にまかせて」のことは、既に遠い記憶の彼方。
女松田優作の姿しか記憶に残っていない。

ちなみに

「復讐」ではなく「復習」

で検索すると結果ゼロ。

なるほど。「«復習»は私にまかせて」

って映画作ったら、受験生に大ウケするかもしれない。代ゼミあたりが作ってくれないかと考える俺である。

あと書き忘れたけど、「裸の復讐」と「美しき裸身の復讐」、「復讐の求婚」「「レイプ!コールガールの復讐」あたりは、復讐対象の皆さんも大変でしょうから、僭越ながら、俺を復讐対象にして頂いて問題ない。

「ここは俺に任せて、先に行け!」

って叫びながら、裸の美女軍団からの復讐を、俺が全身全霊を込めて、一手に引き受ける予定だ。

他の復讐とか復習は女松田優作にお任せするので、ここはだけは俺に任せて頂くよう、よろしくお願いします。

(おしまい)
トラウマにより復讐にとらわれたヒロインと、トラウマにより勃起不全になった主人公。
2時間に復讐劇といえ枠だけでは収まりきらないいろんな展開が詰め込まれ、思考回路がショート寸前。
Atsui

Atsuiの感想・評価

3.5
変なリズムの映画だったなってのはあるけど期待してたよりも全然面白かった。人は成り行きの中で生きているけれど、それに流されるとか身を委ねるだけでなく、きっちりケジメをつけることこそが覚悟であり生き様なんだって感じで一本芯が通ってて良かった。
緑

緑の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

旦那のEDを治すべく、
旦那が子どもの頃にトラウマを与えた
レイピストふたり組を嫁が殺す話。

嫁と旦那の出会いから結婚を決めるまでは
とてもおもしろかった。
出会い頭の拳での会話から、
ラジオ番組への電話で告白したりする
昭和かよ! な展開や、
彼女の想いの伝え方がストレートすぎるところなど
荒っぽいのにかわいい。

でも、嫁が上から目線で言い寄ってくる
先輩に仕事を依頼したり、
結婚してからもヤッちゃったりは理解できない。
妊娠して堕ろさないのもわからない。

妊娠を告げられた旦那が詳細を
訊かないのも理解できない。
せめて合意のもとだったかどうかの
確認くらいはするべきでは。

旦那がEDだからよそでヤるのは
仕方ないとは思わないが、
先輩との行為では結婚前も結婚後も
先輩の顔や目を手で隠していたあたり、
小学生時代のレイプの影響がありそう。
犯されたことなんて
思い出すのも話すのも嫌だろうが、
夫婦の関係を築く上で話しておいたほうがいいと思う。

旦那は「叔父貴」からの殺人依頼を
嫁の妊娠告白ショックの勢いで成し遂げ服役、
その間に嫁は産んだ子どもを近所の人んちに
手紙を添えて置き去りに。
旦那は出所後も嫁の待つ家に戻らず。
その間に嫁は先輩を殺して服役。
出所後、旦那にトラウマを与えた
レイピストたちを殺害。
愛する嫁と娘(終盤のナレで性別判明)と暮らそうと
旦那が家に戻り嫁と再会した直後、
パトカーが嫁を迎えに来て終劇。

再会自体はめでたいけど、
嫁、もう子ども手放してんのに
うまくいくのか? と思っていたところでの
離れ離れエンドに淋しいやら
ほっとするやら。

アクションシーンはカット割が細かく、
編集の繋ぎがいいと思った。
画も時折ハッとするアングルがあったりして
期待通りに楽しめた。

ちょいちょい旦那の手首のミサンガ2本が
アップになっていて、
でもそれに纏わるエピソードはなく。
嫁と旦那の絆的な裏設定があるのかな。
ヨーク

ヨークの感想・評価

3.7
いやなんか凄い映画でしたねこれは。何となく格闘メインのバカ映画的なものを予想していたんだけどそういう「バカ映画」みたいな括りでは捉えきれない凄い映画でしたよ、これは。なんつうかその年のトップ10とかに入るようなめちゃくちゃ面白い映画って感じではないしこの3.7というスコアも俺の平均スコアくらいだと思うんだけど、ただやたらと記憶には残るというか強烈な印象を与えてくれる映画ではありましたね。ロカルノで受賞したというのも頷ける。そもそもが『復讐は私にまかせて』っていうタイトルの時点でインパクトはかなりあるが。
あらすじとしては喧嘩稼業で生きているような男がシラットを操る超強い女と出会ってお互いに(こいつ自分よりも強いかも…)みたいな感じで恋に落ちるのだが二人の過去が色々あってそれが現在の二人の関係に影を落としたり、喧嘩稼業をやってる主人公がギャングのいざこざに巻き込まれてタイトルにもある復讐要素が絡み、どうなるかってな感じです。
これだけだとやっぱ格闘アクションに全振りしたB級な笑える映画って感じがするんだけど、面白い設定なのはダブル主人公の片割れである男の方がEDなんですよね。ED、つまり勃起不全です。もっとくだけた言い方をすればインポ野郎なんですよ。暴力の世界で生きる男女が恋愛関係になるというのが本作の主要な縦軸なわけだがそこに入ってくる主役の男がインポという設定がかなり作品全体に効いている。予告編だけなら…いやそれも含めてギャグだろみたいな印象も受けるのだが、実際に本編を観るとかなりシリアスに勃起不全について描かれているんだよ。これは女性には分かり辛いことかもしれないけどチンポが勃たないっていうことは男性の尊厳に対してめちゃくちゃ深刻なことなのだということが繰り返し描写されんのね。最初はインポネタで笑っていた俺も途中からは同性として感情移入してしまったもん。んでそのインポ設定というのは反男根主義でありつつもその失われた男性性を取り戻そうとする癒しの物語にもなってるんですよ。そしてもう一人の主役の女性側にも性的な体験によるトラウマがあり互いがそれを癒し合おうとするのだが、男と女というのはいつの世も上手くいかないもので本作でもすれ違いと受難ばかりが待ち受ける。そういうものがシーン単位でシリアスになったりコミカルになったり、本格的なシラットアクションを交えて展開したり、はたまた1989年のインドネシアという舞台から察するに当時の軍事政権に対する批判としての反男根主義のようなものが見られつつ、だがしかしシラットを始めとした格闘シーンはバイオレンスな描写も含め格好良く撮られてるという何か凄い映画なんですよ。
濃いな。色々と濃い映画です。上記した様々な要素が上手く消化(昇華)されないまま混然としたカオスになっていき物語の根本には男の勃起を巡る仁義なき戦い的なものがある。これはなんつうか感想文というか言葉で説明できるようなもんではないだろ、という感じですよ。最初に書いたようになんか凄いなこの映画…としか言いようがない。
ぶっちゃけ色んな要素を散りばめ過ぎたせいでそれらがちゃんと回収されていなかったり、ネタバレなので具体的なところは伏せるがそんな展開しておいてその部分のフォローは無しかよ! とか途中で出てきた盲目の達人のジジイは何だったんだよ! とか誰もが気になるであろうあの女は何なんだとか、気になるツッコミどころは多々あるのだが通して観るとなんか凄い映画だな…となってしまうんですよね。
いやいいもの観れましたよ。一週間くらい前に観てまだちょっと消化しきれていない部分もあるがかなりオンリーワンな作品だったと思う。面白かったです。
AkioSogo

AkioSogoの感想・評価

4.5
最初に言っておきますが、Filmarksスコアと
映画としての評価は、今回意図的に
切り離しています。

勃起不全に悩むチャンピオンが、
殴り込みした先でタイマンをはった
武術の達人と恋に落ちて結ばれて、
まだ彼が囚われているトラウマを
解き放とうと復讐に乗り出す…
というあらすじでは表現しきれない
よくわからない世界が広がっています。

言うほどアクションはないはずなのに
不思議な解放感に包まれてしまった…
特に期待せず「夫の復讐を奥さんがしに行く」映画でしょ?と観始めた。

結果それは合っていたけど、原因と過程は想像の上の上の上を行き、体験したことのないリズムを孕んでいた。

あのラストを叩きつけられた後、このエドウイン監督の作品をもっと観たいと強く思った。
ヤギ

ヤギの感想・評価

4.0
インドネシア発、反男根純愛バイオレンスアクション。
勃起不全で欲動を溜め込んだ暴れ者・アドゥはシラットの使い手・イトゥンと恋に落ちるが、二人の前にトラウマと苦難が立ちはだかる……。
年長男性による性加害を受けた女と、性加害を目撃することで間接的に去勢された男。これはトラウマの精算を兼ねた断罪による、二人の“復活”の物語である。ここまでコンセプチュアルな作品とは思わなかったので、びっくりした。
シラットアクションに加えて、民間療法や“妖怪”的な存在など、インドネシアの民俗的な要素も見れて楽しかった。
強引なハッピーエンドで終わらせないラストもいい。あと、題字とクレジットのフォントが好き。
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