紫色に憑かれ、人の物でも盗んでしまう少女を描くカミラ・アンディニ長編第3作。
女の幸福を結婚にのみ見いだす世間、処女信仰を疑わない求婚者達、奨学金の条件などの狭間で揺れるユニの心は紫への執着を強め…
東京フィルメックス オンラインにて。
フィルメックス期間中、好評の噂を聞いていた本作。「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。」の広告を思い出した…。映画としてはまあまあだったかな…
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東京フィルメックスオンライン配信にて。
薄い青色まで紫っぽく見えてしまう錯覚。
世界的な流れと言っても、女性が社会に出るということは伝統を重んじたり理解や寛容ではない。結婚というものは開放なのか、…
【通過儀礼の結婚は自由を奪い去ってしまう】【東京フィルメックス】
ムスリム社会でお見合い結婚を受けた女子高生ユニを描いたヒューマンドラマ映画。
現地で人気のポエム「6月の雨」や紫色の物を盗む癖を持…
ラストの選択は型からズラしているが主人公の周りのキャラクター描写は薄い。(ストーリーの方向性の乱れを恐れて衝突を避けているようにも)
誰もが気になる主人公のこだわる色にも、思っていたような重なる意…
FILMeX2021 10本目
イラン、インド、アフガニスタン、イスラエル、クロアチア、メキシコ…政治/経済/歴史/文化など国の基盤による濃淡はあれど、世界中に巣食うクソオヤジと彼らに搾取されモノ…
紫と聞くと欲求不満の色だと感じてしまうのは安直な結びつけかもしれないが、本作に於いてはあながち見当はずれでも無い様に思える。勿論性的にと言う意味合いもあるが、何よりユニが不満に感じているのは自分の決…
>>続きを読む[インドネシア、全ての自由を奪いさる"結婚"]
大傑作。バイクもノートもヘルメットもファイルもなんなら下着まで紫で、他人の紫の私物を見ると手が動いてしまうという高校生ユニの物語。成績優秀な彼女は女…
東京フィルメックスにて観賞。ユニ役のアラウィンダ・キラナが好演だった。ユニが好きな紫色を基調とした画が良く、特にネイルサロンが入っているモールの紫~ピンクの画が印象に残った。
カメラワークも良く、ユ…
東京フィルメックスにて。
インドネシアの農村部(?)に住む18歳の女の子が主人公。本人は大学進学を希望してるけど、周囲(同級生の女の子たちですら)は「女子に教育は必要ない」「進学より結婚」という考…