このレビューはネタバレを含みます
戦争自体は30分ほどのシーン。たったそれだけでも戦争に行って恐ろしい体験をした豊松、夫を見送らなければならない房江の気持ちを思うとかなり胸が痛む…ここまでのシーンで辛すぎて一旦観るのをやめた。
戦争…
ただただ不条理。
「嫌な時代に生まれ、嫌なことをした」
このセリフにすべてあらわれてる気がする。
出演は少しだけだったけど、草彅くんの演技やっぱり良い。とても印象的。
戦争は、人間は、なんて愚かで…
時代の不条理、何であれ人を殺した事実、生き甲斐、愛の強さと無力さ、間近で人となりを知って歩み寄れても死刑の時には涙を流す事しかできない米兵。
指揮官は戦争が終われば都合よく掌返して反省してるツラする…
いやあ、重いなあ。戦争は、殺されても家族と裂かれ、殺しても裂かれる、殺してなくても裂かれる。一方、アメリカ側の空襲で、一般人が殺されるのは英雄的行為なのか。敗戦国だから仕方ないのか。
金網越しの面…