kouさんの映画レビュー・感想・評価

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センチメンタル・バリュー(2025年製作の映画)

3.5

家族、先祖も含めて。近くにいるからこそ、理解して欲しいからこそ生まれる葛藤と衝突。ただそれでも、奥底でつながっているところもあるかもしれない。

歴史と環境の苦悩と理解のできないかもしれない絶望。時に
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万事快調<オール・グリーンズ>(2026年製作の映画)

2.5

所々に散りばめられた映画の小ネタの数々が、どこかアピールに感じてしまった。その割には映画について知っていたら、誰しもが知ってそうな作品や監督に留まるのに、やはり辟易としてしまう。

閉塞感のある地獄の
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コート・スティーリング(2025年製作の映画)

2.5

混沌の舞台となるのは90年代のニューヨーク。時代感を抜き取り、主人公が大金を巡って巻き込まれていく様を描く。ポップさやエンターテイメント性を狙っていながらも、どこかスピード感を削がれる展開に乗り切れな>>続きを読む

エディントンへようこそ(2025年製作の映画)

4.0

ボーは恐れているから続く、どこか不条理な混沌、何かに巻き込まれていくように展開していく。不安や怒りが限界点まで達するまで、そこから何かが爆発するように崩壊していくまでを描く。

コロナウィルスや陰謀論
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劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

3.5

アニメをほとんど見ない、最近の漫画も見ない僕だが、チェンソーマンはマンガもアニメも見ていて、かつての独創性のあったジャンプコミックを再燃させるような作品だと思っている。

レゼ編というチェンソーマンの
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爆弾(2025年製作の映画)

3.5

明らかに作り手の意識はジョーカーであると思う。世の中の欺瞞を暴こうとする姿、全て世の中が狂っていて、狂っているものこそが正常ですらあると見せるのはまさにその姿である。

その説得力こそが今作の肝である
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.0

酷い世界になってしまったと嘆いていた頃はいつだったか。どうせ何も変わらないと諦め始めたのはいつ頃だっただろうか。日々の忙しさを理由に、目に見えることだけに世界を狭め始めたのはいつか。挙げ出せばキリのな>>続きを読む

旅と日々(2025年製作の映画)

4.0

とても不思議な味わいの持つ作品であると思う。大きく夏に関する映画内の映画と、冬に関する脚本家の内容に分かれ、それぞれが自然に移り変わっていくのだが、独立して存在しているように見える。

今作の中で描か
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ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

4.5

とにかく体感としてはあっという間で、序盤のハイスピードな展開から、16年後の再度訪れる戦闘まで、次から次へと起こる展開に痺れる。恐怖感に囚われた現代を描いているが、ディカプリオ演じるボブの最高のしょう>>続きを読む

国宝(2025年製作の映画)

4.0

かなり久しぶりの劇場での鑑賞。自分の現在と重なる所もあり、改めて何かに人生を賭け、有る呪縛のようにそれに取り憑かれつづけることの痛みや苦しみ。それでも尚続けることしかできない。それは幸せなのか不幸せな>>続きを読む

ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.0

タイムトラベル物の何が感動させられるかといえば、過去を変えることがもしできた時、主人公の持つ切実さが心を打つからだと思う。それは誰もが過去に後悔があるからかもしれない。今作もまた、タイムトラベル物の素>>続きを読む

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.5

ある銃に焦点を当て、そこから2人の男の因縁を描いていく様は見事。西部劇における銃という要素が、劇的な効果を生んでいると思う。

キャラクターの使い分けから、アクションとしての面白さもあり、因縁の2人が
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジのなんとも言えない悲壮感と、その中に含まれる狂気的な要素。それらが相まって今作の笑いにつながっていることに間違いない。ニコラス・ケイジという役者の長年のキャリアがあってのものだと思う。>>続きを読む

サポート・ザ・ガールズ(2018年製作の映画)

4.0

とにかくあちこちで問題が勃発しながらも、可能な範囲で対応していこうとする主人公。その中で見えてくるのは女性蔑視と人種差別だ。コメディとしての要素が大きいが、社会派な現在の物語である。

女性蔑視は男性
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NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.5

既存構造の破壊。不条理とアイデンティティの揺らぎという過去のテーマにも通じながら、独特の意地悪な視点も存分に含まれている作品であると思う。

日常がふとした事で崩壊していくさま。一度崩れたその違和感は
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聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

4.0

序盤のじっくりと進む不穏さ。その中で強調されるのは、家庭の中の絶対的な父権制度だ。それは明らかにそうであるべき物として、母親の中には刷り込まれている。それと同時に描かれるのは政府の圧政。抗議デモの映像>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

間違いなく岡田将生の演技は素晴らしく、サイコパス感のある犯罪者を見事に演じ切っていた。物語の展開も早く、サスペンスとしての引きがとても強い作品であることから、飽きることなく見れる作品であると思う。>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.0

今作の魅力は、ティモシー・シャラメの歌唱力、そして存在感に尽きると思う。ボブ・ディランの名曲が歌われるたびに、その曲の持つ輝きやあの独特な歌声に魅せられる。

今作では、ボブ・ディランの才能が世間に知
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

3.5

アニメとしてのクオリティの高さは言うまでもなく、常に新しいアニメ表現の形がアップデートされ続けていることに驚かされる。ドリームワークス作品に限らず、3Dアニメと手書き風の描き方を組み合わせたような作風>>続きを読む

愛を耕すひと(2023年製作の映画)

4.5

古き良き名作を見たような味わいすら既にある作品であると思う。人間の持つ愚かさ、自分の目的のために冷徹に、時には他者を切り捨てる選択をする事もある。しかしながら全てを失った時に本当に求めていたものに気づ>>続きを読む

(2025年製作の映画)

4.0

丁寧な暮らしをする元大学教授。己自身の立場をわきまえ、高望みはせず静かな余生を過ごす。そんな彼に徐々に襲いかかる敵とは何か。身の回りの事、それだけではなく周囲から、そして内面自身も変化していく。

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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.0

誰かに認められたいという承認欲求が肥大した先、自身の容姿を変えてまでも注目されたいという欲求はSNSの取り巻く世界において誰しもがどこか己の身を振り返ることになるのではないか。

皮膚疾患を引き起こす
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

親子という近しい存在でありながらも、自立した個としての人間であり、わかり合える事は難しいかもしれない。時には衝突することも、煩わしくなる事もある。

ジェシー・アイゼンバーグの見つめる視線の優しさや、
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

4.0

ドナルド・トランプという人の言動に全て納得がいってしまうような、本作全てが真実とは思えないが、理解する上でのヒントになるような作品であった。そんな人物が現実ではアメリカの大統領になって、滅茶苦茶な政治>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.0

家族という集合体が、側から見たら完全に崩壊しているのにも関わらず、崩壊を表に出さずに閉じ込めようとすることで歪さを維持し続けてしまう。統合失調症という病が、明らかに一つの家族を壊していった様を描く。>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

4.5

ビジュアル的な新鮮さは今見ても薄れることはなく、やはり傑作であることに間違いない。生と死、死が誰にも平等に訪れること、そして神の沈黙。人の生き方について描いた普遍的な作品であると思う。

神は沈黙して
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.5

耳の聞こえない両親を持つコーダの物語。聞こえる世界と聞こえない世界の二つの世界で生きる主人公だからこそ、境遇の特殊性が際立つ。ただ今作は、その特殊性に終始することなく、むしろ普遍的な家族の、親子の物語>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

タスクのようなものを次々に解消していき、恋愛要素を盛り込みながら、物語が進んでいく様は見事。途中からだんだん事態が深刻さを帯びてきてからの、急な解決には少し不満が残った。

2分間という縛りの中で、何
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.5

どうにもならない孤独ほど、苦しいものはないだろう。何か特別な、語れるほどの悲しみもなく、絶望もなく、それでもじわじわと孤独と悲しみが募る。手を繋ぐ相手が、他者との心安らぐ時間が、どうしても必要なのであ>>続きを読む

SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.5

いつかあった奇跡のような出会いも、幸福で何気ない日常も、それらは永遠ではなく、いつかは変わり行き、失われてしまう。何かを失った喪失感は、決して消えて無くなるものでなく、常に探し求めてしまうものなのだ。>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

他者への愛憎織り混ざる複雑な感情。何も持たなかった凡人オリバーが、何もかもを持っているかに見える友人フェリックスに出会う。そんなフェリックスとの出会いからオリバーの世界は変わっていく。

愛情とも、時
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.5

今作の主人公カナがどんな性格で、どんな人物で、というような分析をすることを拒むような作品だった。ただ、どこか他者としっかり向き合うことのできなかった主人公が、一度精神的に壊れた後、セラピーや他者との関>>続きを読む

ソウルの春(2023年製作の映画)

4.0

国の未来を左右する歴史的事件を、ここまで面白く昇華するとは。事件の経過をスリリングに、一分一秒をドラマチックに描いている。

やはり見事なのは、人物の描き方ではないか。クーデターの首謀者チョン・ドゥグ
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

2.5

映画を見ている、というよりどこかドラマのような、セリフと説明が過多な印象を受けるし、フリとオチの決まり切った展開にやや辟易とするも、ベタも良いか…という気持ちには途中なった。

時代劇への愛というのが
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.5

緊張感と没入感、戦場を漂う死の恐怖。銃弾が近くをすり抜けていくかのようなリアルな作品で、混沌の中死が覆っていく様に状況は酷い方向へと加速していく。

今作の主人公達は大統領の元へ向かいながら、死と隣り
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

窮屈でカタルシスのない、かなり苦しい作品であった。しかしながら、前作である種の解放すら与えた作品について、製作者側の落とし前をつけざるえなかったんだろう結果として、納得した。

前情報無く見に行った身
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