えむさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.6

サラの夢のベーカリーオープンの晴れやかな朝
共同経営をする親友、娘、母からそれぞれの応援のメッセージと共にやさしい気持ちで始まったオープニングから一転、突然の事故。

サラの元彼?も加わって、それぞれ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

さらば、モブキャラ!(な、自分)

『人に与えられる、毎日言いなりのモブキャラ人生なんて飽き飽きだ!自分で自分の世界を変えようぜ!』
っていう映画。

WOWOWオンデマンドに入ってるのを見つけたので
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.8

今更だけどレビュー書いてないから、金ローついでに記録として書いておこう。

やってるとつい観ちゃうせいか、他の洋画は断然字幕派なんだけど、ハリーポッターだけはすっかり吹き替えが染み付きました 笑

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アンティークの祝祭(2019年製作の映画)

3.4

是枝監督の「真実」で久しぶりに観たカトリーヌ・ドヌーヴが結構良い感じだったので、wowowで放映していたこちらも鑑賞。

ある朝突然に「今日は私の人生の最期の日だ」と思った一人暮らし、認知症も少し入っ
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.9

【想像力は世界を変える】

とても雰囲気のある大人のファンタジックストーリー。
怪我をしてセーヌのほとりに倒れていた人魚と、それを見つけて助けた男の恋物語です。

クレイアニメっぽいイントロから、実写
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

リリー・ジェームズ目当てで録画しておいたものをやっと観ました。

他に先に観ておきたいなって思うのが沢山あって、ずっと選択肢のトップに上がって来なかったんですよね😅すいません 笑

話の本筋は、世界的
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.1

ディア(親愛なる)エヴァン・ハンセンへー
このような書き出しで始まるセラピーの課題で書いた自分宛の手紙。
それをひょんなことから奪われ、しかも奪った相手がそれをポケットに突っ込んだまま命を経ってしまう
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サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

3.8

【サンタクロースが出来上がるまで】

クリスマスの夜、両親と妹を吹雪の中の事故で亡くした少年ニコラスがサンタクロースとなるまでのストーリーが描かれています。

孤児になったニコラスを村の6軒のお家が1
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.5

17世紀のフランス古城を舞台にしたウエディング・コメディ。

といっても、新郎新婦の側でなく、主にウエディングで働く裏方のプランナーやイベンター側がドタバタしてるお話です。

鼻っ柱が強くて言いたい放
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

面白かった!!
スリラーってくくりになってるけど、これはジャンルとしてはミステリーですね。

世界的ベストセラーの新作を発表するために、あちこちから9人の翻訳家が選ばれ、情報漏洩を避けるためとある屋敷
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

『2人でいれば満足。
でも、2人だけでも生きていけない。』

連ドラからの穏やかで優しい世界観は健在で、些細なことで悩んだり、喜んだり、時に勘違いしたり慌てたり、何気ない毎日とその毎日を彩る暖かい家庭
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.3

家族旅行のドタバタ・パニック・コメディ。
パパ・ママ・娘と息子、バカンスに出かけようとしたらおじいちゃんが突然やってきてメンバーに入ってることが分かり、すったもんだの末に新車で一緒に出かけるが、車の欠
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.6

なんとも不思議な作品で、サスペンスの匂いもするし、ダークファンタジーの匂いもする。

主人公のティーナは仕事もしていればパートナーもいるし、他者との中で地味ながらも普通に暮らしている。

でも姿は異形
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.5

配信が終わるので駆け込みで観たのですが、これ、以前も観たことあった…
趣味って変わらないものですね。笑


大統領の個人シェフとして働いた過去があり、今は南極料理人として2年働いた仕事から卒業しようと
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.8

スピルバーグのリメイクの前にWOWOWでオリジナルを再確認。

ミュージカル舞台をそのままスクリーンムービーと融合したような感じで、歩いて移動したり、抗争が始まったり、シーンでも、舞台でやってるのと同
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.8

言わずと知れたミュージカル『オペラ座の怪人』、映画版。
WOWOWでミュージカル映画特集してたついてにレビュー加えておきます。

そもそもガストン・ルルーの小説が原作ですが、この映画の場合はミュージカ
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.7

公開時に観たけど、地上波放映で再見。

映画ファンには評価が別れるかもしれないが(ヒットの割には大したことないとかね)、この作品の功績はやはりディズニーらしい楽曲の良さと、大人になった世代にも通じる葛
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.7

その虫は、恋に寄生する…

その恋は、頭の中に住む、寄生虫のせい。その寄生虫はパートナーを求め、恋心を抱かせて、宿主を恋に落ちさせ、自らの遺伝子を残そうとするのだ…というちょっと異色のラブストーリーで
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クラーク・シスターズ -First Ladies Of Gospel-(2020年製作の映画)

3.5

前にアマプラリストにクリップしてあったので。
こちらは女性ゴスペルグループの中でも元も有名なクラークシスターズ(存じ上げずすいません)の伝記映画。

師となるママを含め、姉妹一人一人の声量からアレンジ
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.8

まずダイアン・キートンとモーガン・フリーマンの老夫婦がとってもチャーミング。

ちょっと保守的で堅物だったり、自由なのは良いけれど、ちょっと勢い余りすぎてたり、欠点といえる所もあるけれど、お互いのこと
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ヘアスプレー ライブ!(2016年製作の映画)

4.2

今度映画版をWOWWOWで放映するよううだし、そちらは過去何度も観ているけれど、今回は、『リスペクト』のジェニファー・ハドソン流れで、オンデマンドでこちらのライブ版を。

トラボルタの映画の方は何度も
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

ただでさえまだ自分の心も定まりきらない繊細な思春期に、他とは違う自分を見出してしまっていたら、学校での集団生活なんてのは怪しい新興宗教の集会に参加させられた気分ていうのは分かる気がする。

たとえそれ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

マーベルには食指が動かない方で見る予定ではなかったけれど、なかなか評判よかったので観てみることにしました。

結果、楽しかった!

他のマーベル作品やヒーローズなどの世界観は知らずとも、古代文明を再現
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リスペクト(2021年製作の映画)

4.1

牧師でありながらも高圧的な父親、才能に惹かれてくっついてくる男、愛がないとは言わないけれど対象者を自分の所有物かのように扱って、人の持つ魅力や才能を吸い上げていこうとするコバンザメのような男たちにムカ>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.4

1人の愛情深い人がいて、その人を心から愛する人がいて、その2人の愛を一身に受けて成長する1人の子供がいる。

ただそれだけの事。
誰もいちいち気にとめない、ささやかな幸せの人生の物語、

であるはずな
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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.0

パトリックは70年代のトランスジェンダー。
しかもアイルランドの田舎町という閉鎖的な街で生まれて出自も堂々と公言できるものでも無い。

問題だらけで波乱万丈の物語なはずなのに、やたらポップで可愛い小物
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パティシエ探偵ハンナ ~プラムプディング殺人事件~(2015年製作の映画)

3.6

クッキー屋さんハンナのシリーズの2作目。
(原作は今も続く人気シリーズですが、ドラマは4話らしい)

今回はクリスマスの街が舞台なので、人々がツリーを求めて買い物に行ったり、クリスマスならではの装飾が
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パティシエ探偵ハンナ 〜チョコチップクッキー殺人事件〜(2015年製作の映画)

3.6

日本で言うところの2時間サスペンス。

街で人気のクッキー屋さんを営むハンナが好奇心でグイグイ犯人探しをしちゃうようなシリーズ。
パティシエっていうか、街の素朴なクッキー屋さんです。
(こういうとこ
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.6

なんだか不思議なユルユル映画でした。

40代のもうおひとり様か板につきまくったベテラン派遣OLの日常が、ほんとうに文字のままゆるーっと描かれてます。

敢えて前にも出ることもなく、職場でも背景みたい
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

恋愛経験のない女子が、1人の男の子に恋して以来、暴走妄想女子まっしぐらで生きてる様子を描く、大九明子監督コメディ。

大九監督の描く女の子って、かなりエキセントリックだったりするけれど、そのくせどんな
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

この作品は様々なところで老いて古くなって老兵と化していくものと、新しいもの、代替わりの過程でのそれぞれの揺らぎが見える。

MI6はもう時代遅れと言われ、ボンドも体力的にも精神的にも、本来復帰はできな
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

これ、レビュー書いてなかったっけ…?
劇場で5回も観たのに!!
と今更気づいたので書いときます 笑

特にラストの20分のライブは圧巻で、彼の魂が全て込められたかのような歌声に、ストーリー知ってるのに
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.7

末期ガンを宣告された大学教師のリチャードが、どうせならやりたいことをやってから死ぬと決めてそれを行動にうつしていく…という物語。

でも、そのやりたいことってのが、ドラッグとかセックスとかだったり、家
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

ブロードウェイで話題になってるミュージカル作品の映画化で、やはり日本版を舞台で複数回観たそっちの印象の方が深いんだけど、誰しもが聞き覚えのあるメジャーなチューンの数々に彩られて、どこか懐かしい気持ちで>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.7

007ダニエルボンド観直しキャンペーンの一環で。

このシリーズは1話完結で、どこからでもできる初見で楽しめるようになってるけど、これだけは前作カジノ・ロワイヤルの完全続編です。
単体でももちろん観れ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

結婚式の時に病める時も健やかなる時も、とあるけれど、父と息子の間には、女性には計り知れない特別な絆があるように思う。

自慢の息子、ビューティフルボーイが跡形もなく違う生き物のように壊れていく、救いた
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