竜崎桜乃はピンチに陥っていた。電車内で笹部たち高校生集団が我が物顔でテニスラケットを振り回しているー。その時、佐々部のテニスうんちくに意見する少年が現れた。半端な知識を露呈され返す言葉がない佐々部たち。駅についた桜乃はその少年にテニスコートの場所を聞かれる。行き先が同じと知る桜乃だが間違えて逆の方向を教えてしまう。迎えにきた桜乃の祖母(テニス部顧問)・スミレから遅刻は失格と聞き、心配しながら試合会場へ向う桜乃だが、やはり少年は失格になっていた。謝る桜乃であったが、そこで運悪くまたしても佐々部たちに遭遇してしまう。
青春学園中等部。桜乃はテニス部へ入部しようと決意していたが、友達の朋香はカッコイイ人に会ったと大騒ぎするばかり。リョーマは堀尾という同級生に声をかけられる。一方テニス部顧問・竜崎スミレの元には「月刊プロテニス」の記者・井上が顔を出していた。手渡しされた雑誌には在りし日の越前南次郎の姿がある。当時を懐かしく語る井上に竜崎ははぐらかすような態度を取る。校庭で2年の桃城と芝、コートでカチロー、カツオの1年生に出会ったリョーマ達は荒井率いる2年部員にサーブ缶倒しゲームを持ち掛けられる。
グラウンドでは朝練のテニス部1年が口々にリョーマと桃城の試合のことを話している。堀尾たちは、「校内ランキング戦」について盛り上がり、堀尾の得意気な様子に2年生部員も堀尾をリョーマと思い込む始末。一方リョーマは桃城との対決が嘘だったかのように飄々としている。竜崎・手塚・大石は校内ランキング戦の組み合わせを考えていたが、リョーマのことを気に掛けていた。1年生は夏までレギュラーになれない決まりがあるからだ。
校内ランキング戦がスタートした。リョーマの出場を喜びながらも心配する堀尾たち。リョーマの出場するDブロックには「マムシ」の異名を持つ海堂、徹底したデータ戦略をとる乾のレギュラーがいる。リョーマは1回戦・2回戦と順調に勝ち進み、昼食を取ることに。堀尾たちはリョーマを賞賛しつつも、次の試合相手海堂のことを噂し合っていた。すると、カチローが海堂の試合を映像に収めていた。一向に興味のない様子のリョーマだが、その映像を見た堀尾たちは驚愕の声を上げる。
リョーマと海堂のラリーは続いている。海堂のスネイク・ショットに対し、ラケットを利き手の左手に持ち替えて海堂のショットを打ち返していくリョーマ。しかし海堂の真の狙いはリョーマを走らせて体力を消耗させることだった。どんどん体力を消耗していくリョーマが不利に見える試合展開だったにも関わらず、なぜか海堂の動きも鈍くなっていくのだった。
青学で校内ランキング戦が繰り広げられる中、記者の井上と芝は越前南次郎の元を訪ねていた。初めて会う伝説のプレイヤーの生臭さぶりに唖然とする芝だが井上は南次郎の暇つぶしに付き合うようにテニスの挑戦を受けてたつ。井上のショットをいとも簡単に打ち返す南次郎。井上は息子リョーマについて南次郎へ質問をぶつけていく。
校内ランキング戦。レギュラー陣それぞれは順当に勝ち進み、手塚VS大石、菊丸VS桃城など好カードが次々と繰り広げられていた。一方Dブロックでは、桜乃や堀尾たちの見守る中リョーマと乾の試合が始まっていた。大人と子どもほどの身長差のある乾とリョーマ。海堂のスネイクに対し派手さこそないものの、ガンガン押してくるリョーマに対し、乾は全く無駄のないプレイスタイルで応戦する。
リョーマは乾に打球の方向を予告し、そのとおりにショットを返し始めた。乾もリョーマの道筋を読んで素早くポジションに踏み込むのだが、リョーマはそれよりも早く反応し乾のショットに追いついていく。両足で軽く飛び、つま先で着地。ボールの来る方向に素早く追いついて打ち返す。この「スプリットステップ」と呼ばれるステップをリョーマは独自のスタイルで行い、通常より一歩半早い移動を可能にしていたのだった。
ランキング戦の結果、最終的に手塚、大石、不二、河村、菊丸、桃城、海堂、リョーマの8名がレギュラーに決定。リョーマはその証であるレギュラージャージを注文することになった。本格的に練習がスタートし、ますます意気が上がる青学テニス部。そこで、顧問の竜崎は、惜しくもレギュラー入りを逃した乾を特別コーチとして参加させる。乾はレギュラーの身体強化にと重り入りのパワーアンクルを足に装着させ、カラーコーンによる打ち分け練習をさせる。そしてミスした者には特製の野菜汁を飲ませていくのだった。次々と野菜汁の犠牲になっていくレギュラーたち。へたばっているレギュラー陣へ乾はさらに的確なレベルアップへの助言を行うが、負けん気の強さで、まだまだやる気のメンバーであった。
休日を利用してカチローの父がコーチを勤めるテニスクラブに遊びに来たリョーマ達。すると我が侭でマナーの悪い生徒のオヤジ達がカチローの父を困らせ、おまけに青学のテニス部までバカにする始末。それはあの佐々部の父であった。佐々部の父親に何食わぬ顔でテニスを教えて欲しいと試合を申し込むリョーマ。一緒にいた佐々部はリョーマが相手と知りすっかり逃げ腰だが、そんなことはつゆとも知らず得意顔で試合を始める佐々部父。自らを自慢するだけあってベースラインぎりぎりに構え、どんなショットにも追いついていく「ゴールデンレトリバー」と呼ばれる佐々部父の実力はなかなかのもの。やや劣勢気味かと思われたリョーマだが、
リョーマと桃城はハンバーガーショップで会った女の子の一言に、都大会でのシングルス3の座をめぐってライバル心を目覚めさせてしまう。ハンバーガーの大食いで優劣のつかなかった二人は、テニスで決着をつけようと街のテニスコートに向かった。ところが、試合を始めようとしたリョーマたちに思いがけない一言が飛ぶ。「ここはダブルスのみだぜ」リョーマと桃城は仕方なくダブルスを組み、高校生ペアをも圧倒する。しかし、ついに玉林中の泉・布川ペアとの試合になり、リョーマと桃城の急造ペアは弱点をあっさり見ぬかれただけでなく、彼らの完璧に息の合ったプレイに全く歯が立たず負けてしまうのであった。帰り道あれほどシングルス3に情熱を燃やしていた二人だったが、ダブルスへの情熱がメラメラと燃え盛っていくのだった。
都大会地区予選が始まった。初戦の相手は玉林中。リョーマと桃城は自ら望んでダブルスを組むことに。初めてのダブルスで負けを喫した泉・布川ペアとだけに、不安がつのる青学一同。逆に楽勝ムード漂う玉林サイドだが、リョーマと桃城には秘策があった。その名も「ア・ウン戦法」。守備位置の真ん中に打たれたサーブを「ア」「ウン」の掛け声を合図にタイミングを図る作戦だった。
不慣れなダブルスでリョーマと桃城は息が合わずに苦戦していた。険悪ムードの二人は遂にラケットでコートの真ん中に線を引き、コートをそれぞれの担当スペースに分けてシングルスのように守ることにしたのだ。その大胆さに周囲は唖然とするが、自分のプレイを取り戻したリョーマと桃城は玉林中の泉・布川ペアに勝利する。一方、別のコートで行われている次の対戦相手になるであろう柿ノ木中に波乱が起きていた。
柿ノ木中が負けた──。しかも、相手は昨年大会を出場辞退している不動峰中学校。不動峰の強さの秘密が、部長橘桔平の起こした暴力事件にあると睨んだ井上は取材を開始する。一方、コートでは青学対不動峰の試合が始まった。第1試合は不二・河村ペア対桜井・石田ペア。石田・桜井の2人の粘り強いプレイに次第に押されていく不二・河村。その試合を尻目に席を立つ橘。彼に声をかけた井上は、橘本人の口から暴力事件の真相を聞くのだった。
不二・河村対石田・桜井の試合は不二の得意とするトリプルカウンターのひとつ、「つばめ返し」で青学優勢に流れはじめた。試合の流れを引き戻したい石田は禁じ手とされていた必殺技「波動球」を炸裂させる。ボールは不二めがけて一直線に飛んで行くが、河村がかばってリターンする。しかし、そのせいで腕を負傷してしまう。それに気づいた不二はあっさり試合を棄権するのだった。続けて菊丸・大石対森・内村ペアのダブルス1の試合がスタートした。「前衛キラー」といわれる内村の顔面直撃のショットをさらりとかわす菊丸。予断を許さない試合の中、コートの外でもリョーマと海堂、神尾と伊武が一触触発状態に。波瀾の展開を予感させるように雨が降り出していた。
菊丸・大石対森・内村の試合は、菊丸・大石の活躍で青学が勝利を収める。続いての海堂対神尾のシングルス3の試合は雨により一時中止となり、海堂、神尾はそれぞれウォームアップを続ける。雨も上がり、シングルス3の試合が始まった。海堂のスネイクにあっさり追いつき、ポイントを奪っていく神尾。その驚異的なスピードにスネイクを封じられ、翻弄される海堂だったが・・・
「ブーメランスネイク」は一同を驚愕させるが、神尾は落ち着いて更に自分のリズムを上げていく。その後何度もブーメランスネイクを出そうと試みる海堂だが、ショットはなかなか決まらない。焦る海堂を見ていた竜崎は、海堂に本来の自分の姿を思い出させる。我に帰って気を取り直した海堂は自分本来の粘り強いプレイスタイルを取り戻していく。そのスタミナに驚く一同だが、海堂は密かに通常の3倍の練習を積んでいたのだった。
いよいよ青学・リョーマVS不動峰・伊武の試合が始まった。 リョーマは試合開始早々、伊武にツイストサーブをお見舞いし、一気に自分に流れを引き寄せた。しかし、伊武もツイストサーブに似たキックサーブを炸裂させ、応戦する。一方、リョーマや南次郎と同居しているリョーマのいとこ・菜々子は、古いアルバムを見つける。そして、菜々子は南次郎から当時の思い出を聞くのだった。中学時代、南次郎は竜崎スミレの特訓を受けていたが…。
リョーマ対伊武の試合は熾烈を極めるが、いつにも増して積極的にプレイを続けるリョーマ。しかし何人かがリョーマの体に変調が起きている事に気がつく。上下回転のショットを交互に何度も打つことにより、筋肉が縮みあがり、「スポット」という麻痺状態に陥る、これが伊武のねらいであった。「スポット」に陥り、力が入らない腕で強引に打ちに行ったリョーマは、振り抜けたラケットがポールに当たり、その破片で左まぶたを大きく切ってしまう。
コートに戻ったリョーマのサーブは以前にもまして研ぎ澄まされていくが、伊武も相変わらずスポットでリョーマを封じようとする。しかし、何故か余裕のリョーマ。気がつくと伊武はトップスピンを封じ込められスライスしか返球することができなくなっていた。リョーマは残りの時間で伊武に勝利し、青学は都大会の地区予選で見事優勝を果たした。
地区大会優勝を果たした青学テニス部の情報を聞きつけた他校の生徒が偵察にうようよとやってくるようになった。なかでもケンゾーとシュンスケのコンビは自分たちを軽視しているテニス部仲間の鼻をあかしてやろうと、リョーマの情報を集め始める。しかし肝心な情報は全く手に入らず、桜乃らに目を奪われたり、リョーマの図書委員ぶりや桃城とハンバーガーを食べたりする様子をメモるばかりで・・・。
下校途中に引ったくりを目撃した桃城と1年グループ。桃城は張り切っての通りがかり自転車を借り、引ったくりを追いかける。だがその自転車の持ち主は不動峰の神尾であった。本来の目的を忘れてチェイスする桃城と神尾。街中をくまなく駆け抜け、気がつくとストリートテニス場に来ていた。そこで2人は杏が氷帝の跡部にからまれているところに出くわしてしまう。桃城と神尾は急遽ダブルスを組み、氷帝の跡部・樺地ペアと試合をすることに。
都大会を目前にしてレギュラー陣の練習には特別メニューが組まれた。プレイスタイルで攻守を決め、ラリーを5回続けて行い、ミスしたものには乾の特製野菜汁を飲むというもの。野菜汁の恐ろしさに気合いが入りまくるレギュラー陣。第1試合は河村対海堂、第2試合は大石対桃城。負けて汁を飲みコートの外に飛び出して行く海堂・大石。菊丸対リョーマの試合もアクロバティックなラリーが続くが、5ラリーを達成した菊丸に軍配が上がった。野菜汁を飲まされ、へばるレギュラー陣を尻目に、スミレから都大会の組み合わせが発表される。
桜乃は焦っていた。祖母のスミレにガットを張替えにつれて行ってもらう約束だったのだが、都合が悪くなり結局リョーマと一緒に行くことになったからだ。服を選ぶのに時間がかかり遅刻する桜乃。南次郎と桃城アンド1年生トリオは2人の後をつけることに。桜乃はリョーマと一緒に職人・張替え屋辰五郎略して「ハリタツ」の所へ行くが、道中全く会話が弾まない。ハリタツが気を利かせて、外に出た2人だったが、あまりのリョーマの無頓着さに怒った桜乃は一人で先に歩き出してしまう。
都大会へ向けてレギュラーの練習が精力的に行われる中、手塚はリョーマに試合を申し込む。理由を聞くスミレに、手塚はリョーマのテニスが南次郎のコピーであること、それを変えるには荒療治が必要だと説く。手塚からの思いがけない申し出に上の空で数日を過ごすリョーマ。そして遂にリョーマ対手塚の試合が始まった。リョーマの得意のツイストサーブを軽々とクリアする手塚は、リョーマを圧倒しながら、リョーマにテニスをする理由について問いただすのであった。
リョーマとの試合に医者から止められていたドロップ・ショットを炸裂させる手塚。次の日からリョーマには微妙な変化が現れていた。南次郎といつものように練習をするが、心の中に前とは違う何かが芽生えているのを感じる。手塚に完膚なきまでに叩きのめされたリョーマは屈辱と手塚からの思いがけない言葉に、もっともっと強くなりたいと願うのであった。
飼い猫カルピンの猫じゃらしを持ったまま登校してしまったリョーマ。カルピンはリョーマを追いかけて、学校までやって来る。各教室のテニス部レギュラーメンバーの様子を見つつ、猫じゃらしを探すカルピン。一方、カルピンがついてきたことを知ったリョーマは、その姿を探し始めるが、なかなか見つからず…。
都大会当日、リョーマは寝坊して大遅刻してしまう。困った青学は堀尾にレギュラージャージを着せ何とかエントリーする。青学の緒戦の相手は鎌田中。ストレートで勝ち進む青学に次の対戦相手の秋山三中は戦々恐々としている。そこへ、一人の生徒が現れる。青学は次の秋山三中との試合も順調に勝ち進むが、不二&河村、大石&菊丸ペアも口々に戦い辛い相手だったという。乾はそれに疑問を持つ。リョーマの試合も順調に進むが、それを見ている一人の男がいた。それは聖ルドルフ学園マネージャーの観月だった・・・。
それぞれが他校の相手を意識し合う中で、桃城と海堂はちょっとしたきっかけでにらみ合いをはじめてしまう。そんな中スミレは青学のオーダーを発表する。なんと桃城と海堂がダブルス2にエントリーされていた。2人の中の悪さを心配する周囲をよそに、聖ルドルフとの試合は始まった。ところが、意外にも息の合っている2人。桃城と海堂は入部したときからお互いをライバル視し、あいつには負けないと切磋琢磨してきた間柄。実は誰よりもお互いのスタイルを理解していた。青学優位に運ばれるように思われた試合だったが・・・。
桃城・海堂ペアはルドルフの柳沢・木更津ペアにスネイクを封じられ、試合はラリーの応酬となる。打開策もないまま、暑さで体力を消耗していく。聖ルドルフ・観月の作られたシナリオに、体力と気力で勝つと豪語した2人。観月はそんな2人の士気に水を差すように試合を中断させる。しかし、闘争心に火の付いた海堂はブーメラン・スネイクを決め、桃城はダンクスマッシュをフルパワーで炸裂させる。試合中に進化していく2人に観月は自分のシナリオが崩れていくのを感じるのだった。
桃城のダンクショットを顔面で受け気絶してしまった柳沢。ルドルフは棄権、ダブルス2は青学が勝利を収める。同時に行われていた菊丸・大石ペアと聖ルドルフ赤澤・金田ペアの試合は思った以上に苦戦している。ゴールデンペアを皆は不思議に思うが、リョーマにはボールが5~6個にも見えていた。赤澤は菊丸に打球を集中させているだけでなく、返球の際、わずかにスイートスポットをハズすことで、球に微妙なブレを引き起こすことで、動態視力の良い菊丸にはボールが8個に見えるという現象を生んでいたのだ。観月のシナリオどおり赤澤に集中力と体力を削られていく菊丸。しかし、そこへ大石が十八番のムーンボレーを放つ!
大石のムーンボレーがライン際にぴしゃりと決まり、湧き上がる青学ベンチ。試合の流れが青学に向かい、焦り始めるルドルフペア。ここで青学は追い討ちをかけるように前衛と後衛がセンターに一直線に並ぶ変わったフォーメーションを取リ始める。その名もオーストラリアンフォーメーション!読めない2人のコンビネーションにイラ立つ赤澤だったが、金田の喝で我を取り戻す。ようやくブレイクに入った試合だったが、菊丸はベンチに座ったまま動かなくなってしまう。体力が切れて試合が再開してもコートの中で足が動かない菊丸。大石は一人で懸命にコートを守るがー。
見事に体力を復活させた菊丸。聖ルドルフの赤澤・金田ペアは、その菊丸のアクロバティックプレイにおどろかされながらも、気力でくらいついてくる。そして、ついに試合はタイブレークへ突入する。当初は青学優勢で進んでいた試合だったが、ふたを開けてみれば、7-6で聖ルドルフの勝利。最後で体力が切れてしまった菊丸を抱えてベンチへ去る大石。聖ルドルフのベンチでは、「シナリオ通りだ」と観月をたたえるが、当の本人はまったく予想外の結果にいらだちを覚えていた。そしてもう一人、シナリオが外れていきどおりをかくせない人物がいた。不二の弟・裕太である。裕太は兄である不二周助との対決が果たせず、闘志と怒りをあらわにするのだった…。
いよいよ始まったリョーマと不二の弟、聖ルドルフの裕太との試合。裕太を挑発するリョーマに対し、しょっぱなから攻勢をかける裕太は天才弟の名に恥じない実力で、リョーマを圧倒していく。周助の弟としてしか認知されない裕太は、兄を超えるために特訓を積んできたのであった。
裕太の必殺技に度肝ど抜かれる一同。しかしリョーマは動じない。機転を利かせ、新たなる技で裕太に対抗するリョーマは、裕太の技に隠された秘密に気づいた様子。一方相手の実力を認識した裕太はリョーマとの真っ向勝負にのめり込んでいく。
観月との対戦でいつもと様子の違う不二。だが緊迫した状況のなか、ゲームを支配したのは、観月の方だった。不二のデータを調べ尽くし、ことごとく弱点をついてくる観月に対し、不二に反撃のチャンスは訪れるのか・・・?
せっかくの休日だというのに、父・南次郎に起こされ、ある場所へ連れて行かれたリョーマ。そこで待っていたのは、桜乃と朋香だった。南次郎は彼女たちのテニスコーチを竜崎先生に頼まれていたのだが、リョーマに押しつけてとっとと帰ってしまう。突然コーチにさせられてしまったリョーマだったが、ひょんなことから都大会準決勝の対戦相手、銀華中と対戦するハメになってしまい…。
青学に突然現れた他校生。山吹中の阿久津と名乗る男の、常軌を逸した振る舞いに色めき立つ部員たち。この男の狙いはいったい・・・?混乱の中、都大会最終日を目前に控えた青学テニス部員に、地獄の特訓が始まった。
都大会後半戦へ向けての練習の一環として、ハードなトレーニングを続ける青学一同はまたもや乾の野菜汁をちらつかせられ、本気でランニングに取り組むのであった。レギュラー同士の練習試合である紅白戦では、リョーマと不二が激突。スペシャルショットを次々に炸裂させるリョーマだが、不二の卓越したテクニックはそれをも上回るのであった。
リョーマと不二の試合はまだ続いている。鬼気迫る勢いで試合にのめりこむ両者。追って桃城VS手塚、河村VS海堂、大石VS菊丸の試合も始まった。海堂のスネイクを力で圧倒する河村、ペア、持久力を試される菊丸、そしてどんなスマッシュも軽く手塚にいなされる桃城、三者三様の試合がコート狭しと繰り広げられていく。
都大会後半戦がスタートした。不動峰中は神尾や伊武らの遅刻と試合での不調の原因が阿久津の指摘で露呈し、山吹戦を棄権する。一方、銀華中との試合を迎えた青学も、挙動不審な銀華中の棄権により不戦勝となってしまう。そして、いよいよ山吹中との都大会頂上決戦の幕が切って落とされる。
学の大石・菊丸ペアと山吹中の南・東方ペアの試合、昨年の試合で負けを喫した大石に同じ作戦を挑む山吹ペア。ボールを集中させられ、動揺を誘われる大石だったが、自らの壁を克服し、冷静に対処して山吹中・伴田監督をうならせるのであった。そして遂に桃城と山吹中・千石との激闘がスタートする。
桃城と山吹中・千石の試合がスタートした。得意のダンクスマッシュを披露する桃城に対して、その力を認めながらも圧倒的な実力で応戦する千石。試合は序序に千石ペースに。それでも根性で食らいついていく桃城だったっが、その試合の激しさに彼の左足が悲鳴を上げ始めるー。
山吹中・千石との試合で、左足のケイレンをかかえながらもプレーを続ける青学・桃城。そしてそんな中、いよいよリョーマと山吹中・亜久津の試合が始まった。先日のいざこざのあとだけに、亜久津が何かしかけてくるのでは、と心配する一同。しかし、先に挑戦状をたたきつけたのはリョーマだった。
試合開始早々のリョーマの兆発に、ついに本気になる亜久津。強いと言われている上級生でさえ自分にはかなわなかった-。テニスに見切りをつけていた亜久津が、本気のプレイを繰り広げて行く。その筋肉の柔軟性とスピードに感嘆する一同。リョーマも得意のショットで応戦するが…。
本気のプレイをくり広げる山吹中・亜久津に、得意のショットで応戦するリョーマだが、底知れぬ亜久津の強さを目の当たりにするのだった。そして、一同の心配をよそに亜久津との激しい戦いはなおも続き…。圧倒的な敵を前にした時、果たしてリョーマのなかに目覚めたものは・・・。
自分のプレイを進化させながら、亜久津と五分五分の勝負に持ちこむリョーマ。山吹中・伴田監督はここぞとばかりに、亜久津に秘策をさずける。彼は彼なりに負けられない理由を持つ亜久津がとった行動とは…?。
伴田のアドバイスを受け入れてまで、リョーマとの試合に臨む亜久津。お互い一歩も譲ることなく技を炸裂させていく。誰もが固唾を飲んで見守る中、試合は遂にクライマックスを迎えるー。
と大会も終わり、平静を取り戻した青学にまたも嵐が吹き荒れる!バスケ部員をド派手に兆発するリョーマ。そして手塚をド派手に挑発する謎の男が登場。果たして少年の正体とはー?そしてリョーマはどうなってしまうのか!?
青学名物の校内ランキング戦がスタートした。相変わらずの厳しいブロック分けに驚く1年トリオだが、レギュラー陣は緊張をはらみつつも順調に勝ち進んで行く。しかし、ここにその均衡を崩した男がいた。驚きを隠せないレギュラー達。ダークホースはブロック最大の敵、手塚との勝負に挑む!
校内ランキング戦。青学最強とうたわれた手塚の前に現れたのは乾。幾度となく手塚と対戦し破れてきた乾は、人一倍の努力と綿密なデータ収集によって、打倒手塚を目指し自分に数段磨きをかけていた。誰もがそのパワーとデータ予測に驚き、手塚戦初勝利を確信するのだが…。
青学一同が固唾を飲んで見守る中、乾と手塚の戦いに幕が降りる。戦いに勝ってレギュラーを射止めた者、負けてジャージを脱いだ者、それぞれの胸に去来する思いが、青学始まって以来最大の危機を招く!
部活をサボっていた桃城は、心の晴れないまま草テニスをプレーしていた。そんな桃城は、杏とのやりとりの中で、自分に欠けていたものを見つけるが…。
関東大会の組み合わせ抽選会が行われた。各地から強豪が次々と集まる中で、ついに青学の相手校が決定する。思いを新たに特訓に励むレギュラーだったが…。
関東大会初日、大石から連絡を受けた桃城は、急いで病院へと向かうことに。待っていた大石は、桃城にレギュラーの座をゆずると告げるのだった。 思わぬことでレギュラー復帰をはたした菊丸と桃城。しかし、急きょ組まれたペアの前に、氷帝のダブルスペア、向日・忍足が立ちはだかる!
菊丸と向日のアクロバティック対決の火蓋が切って落とされた。菊丸の動きを難なく封じる向日。桃城のジャックナイフも忍足に見きられてしまう。青学はこのまま負けてしまうのか--。絶対絶命の2人の脳裏に浮かんだものとは・・・。
大石の見守る中、はげしいラリーを繰り広げる菊丸・桃城ペアと忍足・向日ペア。スタミ切れが見え隠れする向日に対し、調子を上げて行く菊丸。決め技を連発する忍足に対し、大技を見せる桃城。お互いに一歩も引かない状況の中で、コンビネーションプレイを連発し、試合はいよいよクライマックスに!。そしてダブルス2の興奮も冷めやらぬ中、いよいよダブルス1乾・海堂の異色ペアの試合が始まる!
氷帝の鳳に得意のサーブでポイントを取られながらも、引く気のない海堂は、氷帝側のコートにブーメランスネイクをたたきこむ。あぜんとする氷帝ベンチ。実は海堂は、乾のアドバイスによって、ブーメランスネイクの習得のために日夜特訓をつんでいたのだ。乾も本気になって超高速サーブをたたきこむ。ポイントが決まり、流れは青学に向かうと思われたが、そこには思わぬ伏兵、宍戸の姿があった…。
スコアが0-5となり、もはや後がない乾・海堂ペア。勝利を確信し、盛り上がる氷帝サイドだが、乾はここから得意のデータテニスを使い始める。 乾は海堂をおとりに使い、これまでのゲームを捨ててデータを集めていたのだ。海堂のブーメランスネイクもシングルスエリアに決まり始め、いよいよ青学の反撃が始まった。
試合が終わっても気を抜こうとしない宍戸・鳳ペア。一方でお互いのこだわりを貫きとおした乾と海堂も試合の教訓を自らの中に叩き込んでいた。試合は1勝1敗でダブルスを終え、引き続きシングルス戦がスタートしようとしていた。河村は不安がる青学の面々に自らのパワーをアピールしてみせるが、それを見ても顔色ひとつ変えない対戦相手の樺地にレギュラー一同は薄ら寒ささえ感じていた。そして、遂に今大会最大のパワー対決がスタートする!
ついに河村のショットが決まった! 周囲のおどろきをよそに、無表情のままの樺地。そして、聖ルドルの木更津・柳澤ペアがコンソレーションで樺地にあっさり負けた理由と、樺地が持つ真の才能が明らかにされる。必死のラリーで応戦する河村だが、相手はパワーでも互角以上。そこでついに、最後のワザを使うが…。
激戦の河村戦のあと、その志を静に引き継いだ不二。相手は弟・裕太を破った芥川慈郎。掴み所のない慈郎だが、不二にとっては願ったりの相手だ。天才の本気が見れるかもしれない--。リョーマはスミレの替わりにベンチコーチをかって出る。そして、不二が見せたの天才の証明とは?
氷帝・芥川慈郎は不二の技の数々に圧倒されつつも、異常なテンションとネット際の軽やかなボレーで反撃してくる。不二はつばめ返し・ひぐま落としに続くトリプルカウンターの最後の一つをリョーマの目の前で披露する。一同が驚愕する中、慈郎がとった行動とは…?
「超戦士テニプリ9(ナイン)」学校を荒らしまわる怪獣!その前に現れたスーパーヒーローとは!?/「白雪姫ちゃんに気をつけて!?」女王様に美しさをねたまれ、袋に入れられてしまった白雪姫。青学レギュラーたちの目の前になぜかその袋が落ちている。果たして白雪姫とは誰なのか?/「飛び出せ!青学」新作の乾汁を飲んでしまったリョーマ。その体に現れた現象とは!? そして、レギュラーも次々にその汁を飲むのだが…。
氷帝コールの中、ついに手塚vs跡部の頂上対決がスタートした。手塚の左右の揺さぶりをものともせず打ちこんでくる跡部。跡部は、その卓越した相手の弱点を見ぬくインサイトで、手塚の腕のケガを指摘する。大石は手塚の左腕にまつわる過去のいきさつを語り始めるのだった。
青学・手塚と氷帝・跡部の対戦。跡部は、得意技も見せず、わざと持久戦に持ちこみ、手塚の肩を攻めつづける作戦に出るのだった。肩の痛みをこらえながら、それでも何事もないかのようにかまえる手塚に、青学テニス部部長としての覚悟を見てとった一同は、ただただおどろくだけだったが…。
なおも手塚と跡部の試合は続いている。優勢を保っていた跡部だったが、肩の痛みに耐えつつ、悠然とリターンしてくる手塚に序々に焦りはじめる。得意技を炸裂させる跡部に、手塚は自らのゾーンに相手を誘い込みどこまでも返球してくる。あと1球で勝敗が決しようとしたその時、ついに手塚の肩にも限界が-。そして、試合は生き残りをかけてのタイブレークに突入していく。
お互い1歩も譲らず、執念のリターンを繰り替えず手塚と跡部。しかし気の遠くなるようなラリーの果てに、遂に勝敗を決する時が来るのだった。そして、青学対氷帝の対戦は思いがけず、リョーマと氷帝・日吉の対決になだれ込む!
ケガで手塚を欠きながらも次の試合に向けて、大石の指導のもと各自トレーニングを積んでいる。ところがケガ人が続出しているのをいいことに、虎視眈々とレギュラーの座を狙う荒井たち2年生の言動に我慢できないカチローは、ついに荒井たちに食って掛かるが--。
今日は青春学園中等部恒例の球技大会。大石&菊丸はバレーボール、河村・乾は野球、桃城はバスケットボール、海堂はバドミントンとレギュラーの面々は思い思いの競技に出場し、活躍していく。一方、ピンポンに出場するリョーマの前には思いがけない強敵が立ちはだかるのだった--。
不動峰中の橘杏に呼び出された桃城は嫌がるリョーマを伴い約束の場所へ。偶然にも乾に待ち合わせの現場を目撃されてしまう。桃城と杏+リョーマのデートと思いこんだ乾は、的確な動きでレギュラー陣を呼び集めるのだった。一方、わけのわからないまま杏について行く桃城とリョーマ。たどり着いた先に彼らを待ちうけていたものは--?。
自主トレ中に偶然出くわしてしまった海堂とリョーマはお互いを意識しながら、ムキになってトレーニングに励んでいた。途中、偶然であった少年たちが海堂をリョーマと間違えて声をかけてきた。リョーマに憧れているという少年を前に海堂は成り行きでリョーマとして桃城と試合をすることに--。
関東大会第2回戦へ向けて、練習を続ける青学テニス部。手塚も久しぶりに部活に顔を出し、後輩の指導に精を出すのだった。しかし、彼の心の奥ではある思いが渦巻いていた。それを知ってか知らずか、大石はレギュラー陣にある提案をする。
手塚がドイツへ出発する日が近づいてきた。手塚への思いをつたえる一方で、あらためて全国大会進出を心にちかうテニス部一同。そして、手塚のリョーマへの思いが、両者をつき動かし…。
コートで対峙する手塚とリョーマ。いつも通りに猛攻をしかけるリョーマに対し、ケガを抱えながらも鮮やかに対応する手塚。初めて見る手塚のプレイに驚きを隠せない一同だが、そこにこめられたメッセージを受け止めたリョーマは、強引なプレイに出る!
つぎに青学と対戦する城成湘南中学へ取材に行った井上たちは、最新のトレーニング理論をとり入れた練習風景を見ることになる。そして井上は、選手たちの個性と、きたえ上げられた技術におどろくのだった。そして大会当日、青学と城成湘南は、ぐうぜんにも受けつけでバッタリ出会ってしまうが…。
桃城・乾ペアの相手は田中洋平・浩平の双子の兄弟。洋平と浩平は、双子ならではのコンビネーションとすばやさを見せる。そして桃城は、ボールを集中させられ、ゆさぶられるのだった。双子兄弟にあおられて、しだいにこうふんしていく桃城を心配する乾だったが、熱くなった桃城にその言葉はとどかなくて…。
関東大会第2回戦。続いての試合は大石・菊丸ペア対桐山・太田ペア。そのペアの体格のギャップに驚きを隠せない青学の面々。しかしパワーと高さを活かしたトリッキーなプレイで、ゴールデンペアはピンチに陥ってしまう。
城成湘南中学リードにリードされた青学。さらに大石の腕のいたみはどんどん増していき、プレイにも影響がではじめる。もはや棄権するしかない、とだれもが思ったとき、ゴールデンペアはついに新しいダブルスのフォーメーション、「Iフォーメーション」を開始するのだった。
海堂の対戦相手は、親衛隊を付き従えた超ヤサ男の若人だ。その派手なパフォーマンスにあきれつつも闘志を剥き出しにする海堂だったが、試合が始まった途端、若人の恐ろしさを実感することになる。そこには、もう一人の選手が確かに存在していたのだ。
城西湘南の若人は、プレイスタイルだけでなくクセまでもかんぺきにコピーし、プロテニス選手になりきってゲームメイクをする。最初はとまどいながらも、しだいになれてきた海堂は、若人のくり出すショットにおいついてきた。ところが、若人はつぎつぎとコピーする選手を入れかえはじめた。 「海堂にあるのは根性と自分のスタイルだけ」と考えた若人は、さらにある選手をコピーし…。
若人が最後に選んだ選手とは、海堂が最も良く知る人物だった。海堂となりきり若人の壮絶なラリーが続く。実はそのプレイには海堂の作戦が組みこまれていたのだ。ついにタイブレークに追いこまれる若人だったが、梶本が他の選手に代わるようにアドバイスする声も聞かず、ひたすらその選手にこだわり続けるのだった。
城西湘南の秘密兵器・神城とリョーマの試合がはじまった。はじめは平凡とも思われるプレーに、見かけだおしかと見えた神城だったが、リョーマはなぜかミスを連発。それは、リョーマが神城のミラージュにとらわれているからにほかならなかった。そして一同は、しだいにミラージュのおそろしさを目の当たりにすることに…。
ミラージュをみごとにうちやぶったリョーマ。ついに神城は、華村から使ってはいけないと言われていたワザ、ディープ・インパルスをはなつことに。とめようとする華村の声も聞かず、神城はまるでリョーマつぶしをするかのようにワザを連発する。全身ボロボロになりながらも、神城にいどむリョーマ。やがて、優勢だったはずの神城にも変化があらわれ…。
神城のワザを相手に、リョーマは全身傷だらけになりながらも、なんとかボールを返していく。そして、はげしいラリーが展開。神城は打球のはやさに変化をつけながらリョーマのあせりをさそうが、反対にリョーマにワザを返されてしまう。コートに重々しい打球音がひびく中、ついに決着のときがおとずれる。
関東大会もうひとつの試合、山吹中対不動峰中の戦いがくりひろげられている。げんざいは、リズムにさらにみがきのかかった不動峰・神尾と、山吹・千石が対戦中。スピードにのってすばやいこうげきを見せる神尾を、ズバぬけた視力と反応でおしきる千石。しかし、神尾はついに新たなワザをくり出し…。
「テニス昔話」川でおじいさんとおばあさんに拾われたリョーマ。思ったより小さく育ち、都を目指して旅に出るのだが…。/「刑事(デカ)ぷり!?」ある日、自分のメガネが紛失していることに気がついた乾。おぼろげな記憶を頼りに、犯人捜査が始まった!
ベスト4に進出を決めた青春学園。謎の地図によって一同が導かれたところは、なんとボウリング場だった。試合の労をねぎらう目的でスミレと大石がボウリング大会を開いたのだが、そこには恐るべき罠が仕掛けられているのだった。
リョーマに憧れて、マネージャーから選手に転向した山吹中の壇は、青学へ1日体験入部することになる。堀尾らと練習を見学する壇だが、ひょんなことからリョーマと試合をするハメになってしまう。
トレーニングをかねて千葉の海へ出かけた青学の面々。しかしホテルの宿泊券を落としてしまい、海の家で手伝いをすることに。そこで、思わぬ人物と再会するのだが…。
千葉の海にやってきた青学の面々。そこで一同は、おじいさんを助けたことがきっかけで、準決勝戦の相手・六角中テニス部のメンバーと出会う。1年生なのに部長だという明るい少年・葵剣太郎は、同じ1年生レギュラーであるリョーマにきょうみを持つ。そして、テニスをしないかと持ちかけてきて…。
準決勝当日、地元の子供たちを引き連れ会場入りする対戦相手の六角中。メンバーからは緊張は全く感じられない。青学も手塚からのメールを受け取り意気が上がる。第1試合の青学の桃城・河村のパワーコンビに対する六角中は天根・黒羽のコンビ。規定ギリギリの長いラケットを使う彼らは、いきなりその実力を見せつけるのだった。
波動球にくわえてジャックナイフも放ち、パワーテニスをくり広げる桃城と河村。しかし天根・黒羽もラケットの長さを生かしたパワーテニスで対抗。力と力のぶつかり合いに、青学はピンチにおちいってしまう。そこで桃城は、ある作戦に出ようとするのだが…。
菊丸&不二対佐伯&樹の試合がスタートした。菊丸と不二は、おたがいに長所を生かし、フォローもして、スタイルが合わないながらも善戦する。ボールが集中しても集中力を乱さない菊丸だったが、ついに佐伯が菊丸のアクロバテイックをふうじこめる
体力の限界を越え、身体の動かない菊丸。替わりに不二が試合を引継ぎ、試合を進めて行く。しかし、六角中は樹希彦を不二対策としてぶつけてきた。樹の低い体勢から放つ技が不二のツバメ返しを鋭く捉える!!
いよいよシングルス3、リョーマ対葵の試合が始まった。オジイお手製のラケットでリョーマに挑みかかる葵。その熱血ぶりにあきれながらも、次第に自らもヒートアップしていくリョ-マ。壮絶なラリーがが展開される中、思いもかけぬ幕切れが2人に訪れる。
思わぬ事態で試合を中断される2人。コンディションを心配する一同だが、いつもと変わらぬ様子のリョーマ。しかし、内心は燃え上がった闘争心を押さ切れずにいたのだ。いつしか自然に、リョーマの足はテニスコートへと向かうのだが…。
準決勝もぶじに勝ちぬき、ひと安心の青学一同。そして、毎年おこなわれているレクリエーション大会を開くことになった。しかも、今回は不二のアイデアによるビリヤード大会である。おなじみのバツゲーム「赤酢」の恐怖に一同がおびえながらも、ビリヤード大会が始まった!
リョーマはある日、一本のテニスラケットを拾う。するとそれを持った桃城や大石らに次々と不幸が襲いかかる!そんな一同に乾は呪われたラケットの話を始めるのだが…
決勝戦をまぢかにひかえて、いつになくはりつめた表情の大石。彼は、レギュラー陣の緊張をほぐそうと、いろいろな手を使うが、すべてカラまわりに終わってしまう。そんな大石を見かねた竜崎は、ある特別練習をするのだが…。
以前もらった寿司チケットで寿司を食べにきたリョーマ。そこには他のレギュラー達も来ていた。河村自らが握る寿司に大騒ぎの一同だったが、乾が持ちこんだビデオのに一瞬にして静まり返る。そこには立海・切原と不動峰・橘の試合が映し出されていたのだ
切原と橘の試合を見て、一層練習に気合の入る青学レギュラー達。桃城と海堂は気追うあまり、些細なことからどんどんケンカがエスカレートしていくのだった。1歩も後へ引かない両者の前へ、偶然にも現れた聖ルドルフの観月が城成湘南の華村先生と組んで2人をスカウトしようと動き始める。
いよいよ立海大との決勝戦が明日にせまった。新聞の見出しには「立海大絶対優位」と書かれ、街中がその話題であふれる中、だれもが青学が不利だと感じずにはいられなかった。試合前ということで、この日は青学テニス部はお休み。レギュラー陣はそれぞれ思い思いに時間をすごしていたが…。
いよいよ決勝当日。試合開始を待つ青学の元に立海の切原赤也が現れる。あからさまに青学を見下した態度に一同は憮然とするが、赤也は不二に不敵な言葉を残して去って行く。入院中の橘の元を訪れる不二。一方、リョーマは真田との対決を始めるのだが…。
いきなり始まったリョーマと真田の試合。さすがのリョーマも王者立海大の副部長、真田の前に手も足も出ない。それでも必死に食らいついていくリョーマだったが…。
立海戦を前に、青学一同は合宿へ入る。軽井沢の別荘と聞いて、よろこんだのもつかの間、ついた場所は古びた合宿所だった。スミレは、ついたと同時に一同からラケットをとり上げてしまう。こうして、なにかがおきそうな合宿が始まった。
合宿の環境にもなれて、じゅうじつしたトレーニングをこなしている青学テニス部一同。そんなある日、合宿所に思いもよらない人物があらわれる。その人との再会をよろこぶ3年生たちだったが、リョーマはふくざつな気持ちになっていて……。
合宿の成果があらわれ、青学レギュラーの動きは見ちがえるほどよくなった。そこでスミレは、取り上げていたラケットを部員たちに返すことにする。ひさしぶりのラケットのかんしょくをよろこぶ一同は、練習にも熱が入る。ところが、1年生があるウワサを耳にして…。
いよいよ合宿も大詰め。一同は総仕上げとして、山中を利用したバイアスロンにチャレンジする。山道を走りながら、色々な仕掛けをクリアしていく面々。そして、たどり着いたところに待ち受けていたものは‥。
いきなり氷帝学園から練習試合をもうしこまれた青学の一同。試合は変則ルールで、2つのコートで同時に行われることに。トップを切って、菊丸VS樺地、乾VS日吉の試合がスタートする。とくいのアクロバチックなプレーで樺地をよせつけない菊丸。しかしつぎのしゅんかん、一同はとんでもない光景を目にすることに…。
つづいての試合は不二VS忍足と大石VS宍戸。あえて不二を本気にさせようとしている忍足の猛攻撃に、沈黙を守っていた不二はついに「ひぐま落とし」をくり出す。しかし、なんと忍足も同じ必殺技を使ってきた。そして試合は、はげしい「ひぐま落とし」対決へとなだれこんでいき…。
いよいよ河村VS鳳、桃城VS向日の試合がスタートする。得意の波動球を武器に攻める河村、しかし鳳も自身の技を強化していた!試合はパワー対決へともつれ込む。一方、得意のダンクスマッシュを向日のアクロバティックが押さえ込む、両者の対決の行方は!?
ついに最後の組み合わせ、海堂VS慈郎とリョーマVS跡部の試合がはじまった。跡部のあまりの強さにおどろく一同。がんばって攻めかえすリョーマだったが、跡部は「破滅への輪舞曲」をくり出し…。
跡部のすさまじい攻めにおされっぱなしのリョーマだったが、試合の中盤から追い上げを見せはじめる。しかし、それこそが跡部のねらいだった。さらにくり広げられる、手塚戦を思いおこすような跡部のはげしい攻撃に、リョーマはどう立ちむかうのか…!
「男だらけの野球大会」青学とオールスターチームの試合が始まった。手塚の登場をひたすら待ちわびる青学ナインだったが、トリッキーな技が繰り広げられ、試合はいきなりクライマックス。果たして手塚は試合に間に合うのか?/「荒野の王子様」ここは西部の荒野。今日も荒くれモノが集まるこの酒場に一人の男がやってくる。その名は越前リョーマ。お尋ねものの2丁拳銃の男を倒そうと、荒くれたちは決闘を仕掛けるが‥。
合宿も終わり、晴れやかに軽井沢を去る一同。学校に戻るとそこには何故か杏の姿がある。不二と杏が橘の見舞いに行くと知ってついていくリョーマと桃城は、そこで何故か立海大のメンバーに出くわす。
立海のメンバーに挑発され、試合に向けてますます気合いが入る桃城は、決勝戦当日、海堂と河原で早朝練習をおこなうのだが・・・
いよいよ決勝戦ダブルス2の試合が始まった。王者・立海を相手に、日ごろのいがみあいをやめ、最高のコンビネーションを見せる桃城と海堂。いっぽう、対戦相手の丸井ブン太とジャッカル桑原は、試合前にそれぞれきみょうな行動を見せる。そして、試合でもその実力はかくしているようだった。はたして本当の実力は?
立海大の猛攻に耐え、パワーアップした技とコンビネーションで形成逆転をしたかに見えた桃城と海堂。2人の実力を認めた丸井とジャッカルは隠していた実力を出し始める。その圧倒的な技にあっという間に押され、得意技すら破られた海堂はコートに立ち尽くしてしまうのだがー。
ダブルス1の試合がはじまった。青学は菊丸&大石のゴールデンペアが出場。いっぽうの立海は、仁王&柳生ペアだ。開始から立て続けにポイントをとる青学ペアだったが、仁王と柳生は余裕の表情をくずさない。そして、波に乗る青学に対し、仁王がボソリと言った一言が、ゴールデンペアに衝撃をあたえることに…。
動揺する菊丸に、思わず声を荒げてしまう大石。ますますムキになってプレイする菊丸を大石は必死に説得しようと試みるが、その声は届かない。仁王と柳生の猛攻に劣勢に陥るゴールデンペアだったが‥。
青学・乾VS立海・柳のシングルス3対決がスタート。幼なじみだったふたりは、決着がつかなかった幼いころの試合を振り返り、いっそう強い気持ちをこの試合にこめていた。いつか柳と試合をする時のためにと、乾は長年データをためていたが、柳はそれをことごとくくつがえしていく。さらに、自分以上にデータを駆使してくる柳に、乾は歯が立たない。誰もが劣勢だと感じたその時、乾が何かを決意して…。
ついに、自分のスタイルであるデータテニスを捨てた乾。いっぽう柳は、がむしゃらにプレーする乾をあざ笑うかのように、冷静に試合を進めていた。柳が圧倒的に優位だと思われたこの試合。だが、乾にはかくされた作戦があった。乾の策略を知り、おどろく柳。そして試合はふりだしにもどり…。
ついに始まった切原と不二の因縁対決。13分で決着をつけると豪語した切原だったが、試合開始から鬼気迫る試合を展開する不二に劣勢を強いられてしまう。こんなはずではなかったと焦る切原だったが、不二の猛攻は止まらない。ついに宣言した試合時間を越えてしまう。焦りと屈辱の中でついに切原の中の悪魔が目覚める!
突如豹変した切原に痛めつけられた不二は周囲の心配を軽く受け流し、試合を続けるが、さすがにプレイが鈍くなっていく。そんな不二に怪我を押して会場に駆けつけた橘が激を飛ばす。しかし切原はコート外の橘にまで牙を剥き‥
関東大会決勝戦の勝負の行方は、シングルス1、青学・リョーマ対立海・真田の試合結果にゆだねられた。立海の部長・幸村の手術開始時間までに試合を終わらせることができないことを気にした真田は、ほかのレギュラーたちを病院に向かわせ、たったひとりで最後の試合へといどむ。そして試合開始。目ではなかなかとらえられないほどの真田のスイングスピードに、これが王者かと圧倒される青学の面々。しかしリョーマは、待ってましたとばかりに秘策のスマッシュをくり出す。
合宿で覚えたサイクロンスマッシュで立海大附属・真田に猛攻撃をしかけるリョーマ。しかし真田の勝利への意気込みはそんなことではくじけなかった。ますますスイングスピードと打球の勢いを増していく真田。いっぽうリョーマは、なおもサイクロンスマッシュを打ち続けるが…。
サイクロンスマッシュを連打するリョーマ。一時は押されかけた立海大附属・真田だったが、王者のプライドがそれをゆるさなかった。最後のはげしい攻めがリョーマをおそう。青学を応援する者すべてが勝負をあきらめかけたそのとき、リョーマにある変化があらわれ…。
リョーマの父・南次郎の若かりし日の回想録。15年前、アメリカへテニス修行に旅立った南次郎は、あるテニスクラブのレストランで、男からいやがらせを受けている倫子に出会う。見るに見かねた南次郎は倫子を助けるのだが・・・。
強敵の立海大附属中をたおし、関東大会を制した青学テニス部。学校も夏休みとなり、部のレギュラーメンバーたちは、ドイツ・ミュンヘンでケガの療養をつづけている部長の手塚を見舞うことに。一行は、リハビリ施設を見学した後、手塚の案内でミュンヘンの街へと観光にくり出した。しかし、リョーマ、乾、桃城、海堂の4人ははぐれてしまい…。
思わぬ出会いから、テニスの試合をすることになったリョーマとドイツ人女性のハンナ。酒によっぱらっていたはずのハンナだったが、そのプレーぶりは巧みで、リョーマはふり回されてしまう。リョーマとハンナのいるテニスコートでなんとか合流した青学テニス部。そして試合をしているリョーマたちを見た彼らは、ハンナの正体に気づきはじめ…。
「ゆかいなテニプリ一家」今日はこどもの日。青春家のリョーマはいたずら好きで家族のみんなをよく困らせてしまう。おてんば長女の桃子を連れ出し、さらに騒動を巻き起こす。/「続・ゆかいなテニプリ一家」身に覚えのない罪を着せられた貞治父さん。休日返上で家族の買い物につき合わせられることに・・・。
河村の寿司屋は、父親が骨折してしまい開店休業状態。そこで、急きょ源さんという流れの板前をやとうことになった。「みずからも店を盛り立てなければ」と意気込んでいた河村は、助っ人の登場に少なからずショックを受けるも、源さんに自分がにぎった寿司をためしてもらうことになる。その結果、店を助けようという思いと、テニスにかける思いとに、河村の気持ちはゆれ動きはじめ…。
青学テニス部のメンバーは、練習終了後の下校途中、中学生に追いかけられて逃げている小学生・クルミを不二が助ける。やさしく接してくれる不二に、クルミは一目ぼれ。こまってしまった不二だったが、クルミは一方的にデートを申し込む。ほかのメンバーたちははやし立てるが、どうやらクルミには秘密があるようで…。
ある夏休みの一日。菊丸は大好きなアイドルグループ「チョコレーツ」のラジオ番組を夢中で聞いていた。すると、チョコレーツの自宅訪問企画に菊丸が当選したと発表があり、おどろき大興奮。もちろんテニスどころではない。菊丸は仮病を使って家族旅行を回避し、自分ひとりでチョコレーツをむかえようとするのだが、青学テニス部一同がつぎつぎと遊びにやって来て…。
日米親善ジュニア選抜大会が開催されることが決定した。日本側のジュニア選抜メンバーは、関東地区の選手で構成されるという。そして、メンバー選抜のために、選手強化合宿が行われることになった。合宿には、関東大会優勝校の青学レギュラーはもちろん、氷帝や立海大附属など、強豪校の主力選手が集まってくるが…。
ジュニア選抜合宿最中、神尾が切原を殴ったという噂が飛びかった。周囲が二人の口論を見ているだけに、切原は否定するが、中には不信感を持つものも現れる。神尾は自分の濡れ衣を晴らすため、事件の真相を解明しようと決意する。
竜崎班、華村班、榊班それぞれのコーチ独自の考えで、ジュニア選抜の強化合宿は進む。「立海大・切原を階段からつき落とした」という疑いをかけられた不動峰・神尾は、犯人さがしにやっきになる。また切原は、しだいに竜崎班のほかのメンバーと距離を置くようになっていくのだった。いっぽう、事件の真相をつきとめたようすのリョーマは、ひとりでカベ打ちをしている切原に声をかけるが…。
青学テニス部顧問であり、ジュニア選抜の監督もつとめていたスミレが、疲労が重なり入院することになった。心配する青学一同はスミレを見舞うが、選抜合宿の方が大事だと、反対に諭されてしまう。合宿で練習試合をすることにした竜崎班の面々。山吹中・千石は、過去の雪辱戦とばかりに、桃城を試合相手に指名する。姿を消して秘密の特訓を積んできた千石のスーパープレーが、今明らかに…。
指導者を欠いた竜崎班の選手たちは、分解寸前にあった。そこで、スミレ直々の希望で、ドイツから手塚を招き、竜崎班のコーチとして迎え入れることになった。手塚の帰国をよろこぶ一同。しかし、青学以外の選手たちは、手塚のコーチとしての手腕に疑念があるようす。そこで手塚は、城成湘南・梶本に、ある勝負をもちかける。
華村の練習メニューを無視し、勝手にグランドを出ていく跡部。どちらが最初に手塚に勝負を挑むのか決着をつけるべく、トレーニング中の真田に強引に試合を挑む。宿舎の裏でいきなり試合を始める2人を華村は制止しようとするが、総監督の榊に押し切られてしまう。
ジュニア選抜合宿も終盤にさしかかり、すでにメンバーは2人が決定。のこる選手枠は5人である。そこで手塚は、ダブルスの形式で大石・宍戸VS菊丸・鳳の試合を設定する。だが鳳は、いつもとちがう組み合わせのため調子が出ない。その不満を、しだいに菊丸にぶつけていく鳳。そのころ、青学テニスコートに、リョーマをたずねるアメリカの中学生のすがたがあったが…。
コーチ陣がジュニア選抜の選考を行う中、それぞれの班での練習に打ち込んでいるリョーマたち。そこに近頃アメリカ人の中学生が関東の強豪校に道場破りのごとく試合を挑み、うち負かしているという情報が舞い込んできた。そのアメリカ人の中学生は、リョーマが目的だと言い放っているらしいのだが‥。
ついに合宿最終日をむかえ、最後の総仕上げにいそしんでいる選手たち。それを尻目に、榊、華村、手塚のコーチ陣の間では、選手選考の決定が下されていた。すんなりと決まる6人。だが残りひとりをめぐって、意見が分かれてしまう。そして、最後のひとりをどうするかの判断は、手塚の手にゆだねられた。手塚が下した判断とは…?
公園のコートで合間見えるリョーマとケビン。試合をしようと互いに牽制し合うが、手塚は親善試合の前に選手の野試合を見過ごすわけにはいかないとリョーマを制止する。気持ちが収まらず、ケビンを探して街を歩き回るリョーマは跡部や真田の「今のリョーマ」に対する意見を耳にする。そして、遂にリョーマは手塚に今の自分の気持ちを爆発させるのだった。
ジュニア選抜メンバーに選ばれたリョーマ、不二、菊丸は、青学のほかのメンバーたちから特訓を受ける。一見、風変わりな練習法にもかかわらず、真剣に取り組む一同。いっぽう、来日したアメリカ西海岸ジュニア選抜チームは、あたかもこちらを挑発するように、ド派手な記者会見を行っていた。会場にいる芝はスクープを目ざし、アメリカチームの控え室にこっそりと近づくが…。
いよいよ日米親善ジュニア選抜大会が開幕。 日本チームは、初戦から日本中学テニス界を代表する跡部・真田のふたりをダブルスとして起用する。 いっぽうアメリカチームは、パワーが信条のビリー・キャシディと、体の柔軟性とスピードが持ち味のマイケル・リーのペアが出場。試合は跡部・真田ペアの優勢で進んでいくが…。
試合をするビリー&マイケルペアだけでなく、ほかのアメリカチームの選手たちも「この試合展開は、コーチであるベイカーの作ったシナリオのとおりだ」と知っていた。 そしてビリーとマイケルは、温存していた力をしだいにに発揮しはじめる。必死に応戦する跡部と真田だったが、形勢は逆転してしまい…。
対手塚用の切り札として残していたタンホイザーサーブを繰り出す跡部。しかし、このサーブは極度に体力を消耗する弱点もはらんでいた。ペアとしての連携が取れないまま依然として劣勢を強いられ、主導権を握れない跡部と真田はあることをきっかけに気持ちが重なっていくのだが‥
ダブルス1は菊丸&忍足とケン・グリフィー&トム・グリフィー兄弟の対戦。まるでハリウッドのスターのようなグリフィー兄弟に、ファンの声援が鳴り止まない。そこにはやはり、スポンサー獲得をねらうベイカーの策略が張りめぐらされていた。ベイカーは、兄弟に「魅せるプレー」をするよう指示する。いっぽう、菊丸と忍足の呼吸も合いはじめ、試合は一進一退のシーソーゲームに突入するが…。
菊丸・忍足ペアの息の合った試合運びで、遂に逆転されてしまうトム・テリーのペア。ポイントが決まるたびに一喜一憂するファンを見たベイカーはトムとテリーに思いもかけない指令を出す。ベイカーに恩義のある二人は、素直に受け入れようとするのだが‥。
シングルス3は千石と野獣のような巨体を誇るボビーの対決。千石の虎砲はボビーの超人級のパワーに押され歯がたたない。千石はコート一杯を使い左右に揺さぶりをかけるが、長いリーチを活かしボビーは千石を圧倒する。
千石はボビーのパワーテニスに対して、ボクシングで培った、緩急をつけたテニスで応戦する。調子をつかみ始めた千石。一方、ボビーはそんな千石のプレイに苛立ちを隠せない。そんなボビーに、完全無欠のパワーを観客に誇示せよと助言するベイカー。試合は持久戦にもつれこむのだが‥。
シングルス2は不二と、精密なプレイを持ち味とするアーノルド・イグニショフの対戦となった。試合直前、ベイカーは不二に、かつてはすさんだ生活を送っていたというアーノルドの生い立ちについて語るのだった。いっぽう、体をテニスマシンとしてきたえ上げているアーノルドは、その精密機械のような洞察力とコントロールで、不二の「つばめ返し」をとらえはじめ…。
不二の「つばめ返し」が、みずからの打ったボールの回転を利用した技だと分析したアーノルドは、見事つばめ返しを打破する。だが不二は、アーノルドの精密なプレイの上をいくかのように、ネット際でギリギリの攻防をくり広げる。プレイスタイルを変えることなく、真っ向勝負で立ち向かうアーノルドだったが、その精密機械ぶりにわずかな誤差が生じはじめ…。
アメリカジュニア選抜チームの勝利がなくなり、興味をなくしたスポンサーたちは次々と席を立つ。だがベイカーは、今までの試合はシングルス1の前座に過ぎないと明言。それを聞いた高山は、ケビン・スミスが勝利すればスポンサーになってもいいと言う。リョーマとケビンの因縁を試合のメインにすえようという思惑があるベイカーには、確固たる確信が芽生えはじめる。しかし、日本チームからシングルス1に出場したのは…。
日米ジュニア選抜試合のシングルス1。切原はみずからの負傷をかくすため、左殺しの切り札「ファントムボール」を封印し、試合を進める。だが、周囲からは「切原にはワザを温存する理由があるのではないか?」との疑問の声が上がりはじめた。そして次第に、ケビン・スミスが試合の主導権をにぎりはじめ、ついには追いついてしまう。ファントムボールを出さないことに疑問を持たれた切原は、負傷の悪化を覚悟しつつも、ファントムボールの封印を解くが…。
負傷退場した切原に代わり、急きょシングルス1にリョーマが出場することになった。ついに因縁のある、ケビン・スミスとリョーマの対決が開始される。ケビンは試合再開直後から、研究しつくしたリョーマの得意技を次々としかけ、あからさまに挑発してくるのだったが…。
必殺技を連打するリョーマに、ケビン・スミスは次第に追いこまれ、ポイントでも優位をうばわれてしまう。だが、まだケビンは最後の切り札をかくしていた。それは、仲間であるビリー・キャシディとの秘密特訓の末に身につけた、オリジナルの「イリュージョン」という技。そしてケビンのくり出したイリュージョンは、リョーマを圧倒する…。
シングルス1、リョーマとケビン・スミスの対決はタイブレークに突入した。ラストスパートするリョーマは、一気にケビンから優位をうばう。おいこまれたケビンは、ある選手が使うワザをくり出し、ピンチを切りぬけようとするのだった。関東大会決勝戦でのリョーマ同様に限界点を超えたケビンを見て、立海の真田は「無我の境地にたどり着いたのだ」と考えるが…。
ある日の部活後、リョーマと桃城は買い物に出かけた。そして桃城のおごりで昼食をとることになったのだが、どこに行っても臨時休業か、行列で混んでいる店ばかり…。歩き回った末に入った路地裏のラーメン屋には、大食いの桃城にうってつけな、あるスペシャルメニューがあった。勢いよく注文するふたりだったが…。
大石と菊丸の2年前、つまり中学1年生時の回想録。ある日、スポーツテストで青春学園の記録を次々と更新した1年生がテニス部に入部してきた。菊丸英二と名乗るその少年は、得意のアクロバティックな動きを駆使して、次第に目立つ存在になっていく。いっぽう大石も、1年生であるにもかかわらず、先輩から有望選手として目をかけられていた。菊丸は大石の存在を気にかけるようになるが…。
いつものように練習にはげんでいる青春学園の面々。とつぜん、桃城の打ったボールが海堂の額を痛打した。気絶してしまった海堂。やっと目を覚ますが、何やら様子がおかしい。さらに、テニスラケットを見ながら、おかしなことを口走りはじめた。周囲を見回し、おかしな言動をくり返す海堂。どうやら記憶がなくなっているようだったが…。
入院して療養中だったスミレが、いよいよ退院することに。それを知った青学レギュラー陣は、退院を祝うサプライズパーティーを計画する。スミレが病院から帰る途中、桜乃の様子がいつもと違うことを怪しく思った彼女は、急に青学に立ち寄りたいと言い始める。その頃、青学ではテニス部の面々がパーティーの準備を急いでいたが…。
「テニプリ一家ハワイに行く!?」ハワイのパンフレットを開きながら秀子は、それとなく貞治にハワイに行きたいとふってはみるが、馬の耳に念仏。そんな折、商店街の福引き会場でハワイ旅行の特賞が当たる。/「テニプリ一家のクリスマス」子供達のプレゼント探しに余念のない大人たちは、短冊を子供達にプレゼントして欲しいものを書かせて知ろうとするのだが、まだ字を書くことができない薫は欲しいプレゼントを伝えることができずショックを受ける。
全国大会を間近に控えた青春学園では、改めてレギュラーを選抜するための“校内ランキング戦”を行うことになった。部員を4つのブロックに分けてリーグ戦を行い、各2名ずつがレギュラーに残れる仕組みだ。そしていよいよランキング戦はスタート。Aブロックでは大石と河村の対戦が始まろうとしていた。じつはこの二人の対戦、過去の成績では意外なほど明暗が分かれていた…。
校内ランキング戦「死の組」と呼ばれるBブロック。リョーマ、桃城、海堂の現レギュラーのうち、誰かひとりがレギュラー落ちすることになる。この3人の争いの中で、まず行われるのは桃城VS海堂の試合。ほぼ全部員が見つめる中、ライバル心むき出しの戦いが始まった。じつはふたりのライバル心は、1年の入学時から続いていたもので…。
校内ランキング戦Cブロックでは、レギュラー当確と思われるふたり、乾と菊丸が激突する。「乾のデータテニスが、菊丸のアクロバティックな動きを上回るのでは」と青学レギュラー陣は予想するが、試合は白熱。どちらも一歩も引かない熱戦をくりひろげる。 いっぽう、月刊プロテニス編集部の井上は、突然聞いたある連絡に衝撃を受け、青学に向かう…。
青学は、「リョーマが全米オープンに出場するのではないか?」という話題でゆれはじめる。もし全米オープンに出場することになれば、当然リョーマは、全国大会には出場できなくなってしまうからだ。そして「リョーマが自分の手の届かないところへ行ってしまうのでは?」と、桜乃はひとりさびしさを感じ始める。そんな周囲のさまざまな反応をよそに、リョーマは決断を周囲に告げるのだが…。
Bブロックではリョーマと桃城の全勝同士の対決が始まった。リョーマのことを最もよく知っていると自負する桃城にとって、今回の巡り合わせはまたとない機会とあって、気合が充実していた。試合序盤は桃城優勢で進んでいくのだが…。
試合の棄権を宣言したリョーマに対し、桃城の怒りはおさまらない。だが顧問・スミレの仲裁により、リョーマの試合放棄負けは決定した。 納得のできない桃城に、スミレは「一番近くにいるからこそ、見えないこともあるのでは?」と語る。いったいリョーマの本心は?気持ちはそこにあるのか?そして目指している場所は…?桃城は初めてリョーマの気持ちを理解する。
全米オープンに出場することを決めたリョーマに、周囲からの応援ムードが高まる。海堂は校内ランキング戦で試合できなかった分、空港に行く時間まで試合をして欲しいとリョーマに願い出る。そんな折、桜乃はアメリカへ旅立つリョーマに何をプレゼントすれば良いのか思い悩んでいた。
ニューヨークに降り立ったリョーマは、ホテルに下宿することに。ここからは、一人ぼっちの戦いなのである。トレーニングのため訪れた公園で、一人壁打ちをするリョーマ。だがそこに、かつては対戦相手だったアメリカ人ライバルが訪れてきた。リョーマの理解者となりうるのだろうか。さらには、どこかで見たことのある悪人相の二人が、やってきて…。
全米オープンの予選会場で、初出場のリョーマに洗礼を浴びせてきた選手がいたが、リョーマはものともせず返り討ちにしてしまう。一方、青学では校内ランキング戦最終日、手塚VS不二の対決に周囲の注目が集まる。まともにぶつかった時の二人の勝敗の行方は、顧問のスミレでさえ想像できなかった。
手塚VS不二の試合。序盤はともになかなか手の内を見せず、均衡が保たれた状態で進行する。「双方が本気を出し切ったプレーをしたら…」という予想は、誰にもできないのだった。五分と五分のこの状態から、先にしかけてきたのは不二だった。トリプルカウンターをくり出し、手塚を圧倒し始める。そのとき不二の脳裏には、過去の自分と手塚との思い出がめぐっていたが…。
不二は、強敵手塚を前にし、これまでにないほど集中力が高まる。本気を出さなければ勝てない相手であり、一年生の時からずっとそばにいた“手塚国光”という男にめぐり会ったことに心の中で感謝しながら。そして、試合はついに決着を迎えるーー。
全米オープンの予選を通過するリョーマ。しかし、どうやら対戦相手たちの歯ごたえのなさに、リョーマはため息をもらしはじめていた。いっぽう日本では、「予選通過」の知らせを聞きつけた河村、菊丸、桃城が、リョーマに祝福の国際電話をかける。この電話が、リョーマに変化をもたらすことに…。
アメリカから帰ってきたリョーマは、手塚との決着をつけるため試合を挑む。そしてスミレが立ち合う中、腕の故障を完治させた手塚と、数々の試合で大きく成長したリョーマによる、運命の戦いが開始された。はたしてふたりの勝負の決着は? そしてリョーマの中に秘められた、ライバルへの強い想いの行方は…。
大好きな作品です。
純粋にスポーツ要素、試合を見たい!って人はあんまりかもしれないけどアニオリの回も面白くて可愛くて好き。OVAや新テニと違い試合も2話〜3話ぐらい使って尺長くやってくれるのも嬉しい…
テニプリの影響で自分世代は
テニス部へ入る人が多かった(と思う)
かくいう自分もテニス部入った
水曜日(確か)はテニプリで
木曜日(多分)はナルトっていう
ルーティンが当時あった
ここでキャラソ…
全178話完走おめでとう。
長かった。これだけ話数あるのにまだ数ヶ月しか経ってない設定なの驚嘆。
最後の演出熱かった。
いやー、あっぱれあっぱれ。
リョーマくん、さすがに次のシーズンくらいで完結する…
アニメは面白いシーンしか見てないけど漫画は10周以上しました。
テニスだけどテニスじゃない笑笑
「破滅への序曲」「菊丸が…分身した?!」「ダークホールで空間を削り取る!」「ビッグバン!」
「スケスケ…
(C)許斐剛 TK WORKS/集英社・テレビ東京・NAS