国家主義、強権政治を礼賛する語りをだだ漏らす警備員の男性。彼の言葉と身体の乖離がおかしくもある。上司になだめられ、犬にはそっぽを向かれ、息子には控えめな態度をとる。社会状況によって彼の扱われ方は大き…
>>続きを読む警備員の男のモノローグとその日々の光景を描きクラクフ映画祭でグランプリを獲得したというキェシロフスキの短編ドキュメンタリー。
警備員に与えられた荷物検査や没収というささやかな権力の行使に喜びを感じる…
相手にバレないように意地悪をする
気に触る言葉を反復して、丁寧に返す
そんな皮肉をこんなにくっきり映画にしちゃうこと、それを「彼は純粋にあなたの映画に協力したかったんだよ」と批判できる社会の成熟度…
国の制度的なインセンティブによって、国の正とするルールを内在化した人を撮ったドキュメンタリー
子供がインコ解き放ったり犬が全く従わなかったり、権威がない場合に人を従わせる能力が全くない だからこそ権…