世界を静溢にとらえようとするアマチュア監督が最後に自分にカメラを向ける。美しすぎるものに潜む葛藤。
常に光が美しく、光として動く人たちのドキュメンタリーも美しく映る。カメラを持って外に出てみたいと思…
カメラを通して説教的な傍観者になれるという矛盾と、それで見えなくなるものはなにか、それを我々他者が観るということ
恐ろしさとか虚しさとか、ましてや情熱なんてものじゃなく映画という複製芸術の構造
そ…
もし、この作品が既に検閲が入り、手直しされた後の作品だったとしたら…娘を撮るために買ったカメラ、映画祭での受賞、破棄したフィルム、それらの場面で挿入される酩酊としゃっくりはこの映画の製作者による抵抗…
>>続きを読む「撮る」という行為がいかに人を傷つけ、同時に人を救うかというところまで描いていてすごい。
キェシロフスキは多分一つのテーマを見つけるとそれについて考え尽くすタイプで、その考え尽くした過程がそのまま映…
キェシロフスキ6作品目。
普段は1人の監督の作品を時系列順に過去から観ていくことが多いけど、キェシロフスキはだいぶ順番ごちゃごちゃになってもうた。
この前に観た『傷跡』(1976)がキェシロフスキ…