生れてはみたけれどの作品情報・感想・評価・動画配信

『生れてはみたけれど』に投稿された感想・評価

5.0

サラリーマンのイエス

はじめに

 小津安二郎の『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』(1932)は、小津のサイレント期を代表する傑作で、資本主義社会における、資本家と労働者、持てる者と持たざる者…

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ichita
3.9

小津安二郎サイレント期の代表作。
1932年公開。道は舗装されておらず、車もほとんど走っていない。
子供達の世界は、体の大きなジャイアンタイプの子から小さな子まで一緒につるんで遊ぶ縦割り社会。
都会…

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シンプルに『ドラえもん』や『サザエさん』にも通ずる話で、主人公はカツオのようにズル賢く、ジャイアンとスネオを連想させるガキ大将はいるもののどちらかといえば主人公がいじめる側であり、それが親の立場にな…

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傑作でした。子どもから見た父親、そして父権の崩壊です。いつもは厳しい父も、重役の前ではピエロを演じてるわけです。その悲哀を子どもの目を通して描いています。しかし、こんなひょうきんな人なのであれば家で…

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[子役が秀逸]

 菅原秀雄の兄と突貫小僧の弟が、ペコペコする父を見てしまい、ショックなことが、痛いほど良く分かる。

 笑ってしまうし、悲しくもある。サイレントがゆえに、伝わってくる。媚を売る…

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小津安二郎のファン。年に何度かは美術館に訪れる気持ちで家にあるDVDで細かいところまで目を凝らし視聴。拘りは美術にしても俳優にしても徹底しているが、男性像が独特で、小津先生の美意識は特に男性に見られ…

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まさか初期のサイレント映画まで観れるとは

大人も子供も変わらないのに…結局誰とも分かり合えないんだ…
4.2
このレビューはネタバレを含みます
やっぱりサイレント映画好きです。
学校のヒエラルキーが全てと思う子どもたち
「偉くなる亅には勉強しなさいという両親

軽快なピアノ音楽も良いし、あとセリフの文字がかわいい
子供の頃ってこういうのずっと考えてはぐるぐる悩んでいたと思う
親が自分の中で1番の存在だから、きっと悩むことも多かった。
すごく素敵な話だと思った。
eirain
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生まれたはみたけれど。

足をばたつかせるくらいしか、できないんだよな。

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