窓から差し込む光や時代背景がもたらす殺伐とした寂しさを感傷的に捉えている。
ヘレンの繊細さと聡明さが、彼女の作品をより魅力的にしたのは明らか。
- 夢は時と手を取り合って少しずつ逃げていく、やがて…
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北欧の冷たさが伝わってくるような、終始静かで落ち着いたトーンの映画。最初は長いしちょっと退屈かも?って頭をよぎったけど、観て本当によかった!自分がヘレンと同性だからっていうのも大きいと思うが、個人的…
>>続きを読む私はこういう映画に出逢うために映画を観ていると思った。作家と画家の映画が好きなので。かつ女性の場合、最近は良作ばかりで本当に幸せ。
作品と生い立ちは知っていたけれど、映像で見ると自分の想像力の無さを…
アンティ・J・ヨキネン、2020年。
ヘレン・シャルフベック(1862-1946)、フィンランドの国民的画家。
1915年から1923年を描いた伝記もの。
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恥ずかしながら知らない画家さんだっ…
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"キャンバス上のリズムが暴力的で発作的と言われる、それがわたし"なるほどって思った
対人関係は鏡写しというけれど、キャンバスだけでなく、例えば楽器に向き合うとかお洋服を縫い合わせるとか、いろんな創作…
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フィンランドの映画は初めてかも知れないが、この画家の事は知らなかった。
この時代は、まだ女性の地位も弱かったと思うが、ヘレン・シャルフベックは確固たる自我を持ち、湧き出してくる情熱だけで絵を描いてい…
凄く良かった、、、
セリフも画も絵もストーリーも、、
兄や母親とのギクシャクした不穏な感じもスパイス🫚になっていた。。
そして失恋。
繊細じゃなきゃ絵なんか描けないよね。
創作する人には、彼女の言葉…
非常に私の心に刺さった映画でした。
映像も音楽も、観ている者の心にじんわりと入ってくるようです。
2時間、あっという間でした。
後半から、ヘレンの失恋した心情が痛いくらい伝わってきて、こちらも涙を…
ヘレンがエイナルから励みをもらい恋に落ちた2年間から失恋への流れがとても悲しかった
でも、最後のテロップにある通り、2人は生涯友好関係を築き1100通の手紙を交わしたことを想像すると、もうそれって.…
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とても良かった。全然知らなかったフィンランドの画家、いい絵。
当時の人たちの装いや髪型のせいか二人の年の差がよくわからない感じもあったが、丁寧な心理描写でヘレンの気持ちに引き込まれていった。母や兄と…
©Finland Cinematic