岸井ゆきのちゃんの素晴らしさの分かる映画だった。
感想と言えばそれ。
まるでそのまま日常を切り取るかのような淡々としていて、でも臨場感のある、胸がギュッとなる作品だった。
一番最初に思ったことは…
原作未読、主演はボクシング経験ないながら、頑張ってはいたし、ボクシングシーンの工夫も感じられたが、やっぱスポーツシーンはすごく難しいんだな。ファーストショットから鏡越しで若干うわー…て思ったが、後に…
>>続きを読む勝敗についての映画ではなく、日々のルーティンの生活や練習、そしてその先にあるかもしれない小さな喜びについての映画。
ただ、個人の繊細な物語を描いているのではなく非常に豊かな世界そのものを描いている小…
Filmarks試写会で観させていただきました。
ミット打ちや街の音など、色々な音が耳に入るように設定されていて、普段は何気なく聞き流している"音"というものに改めて注目することができた。そして、…
このレビューはネタバレを含みます
参った。"優しい"とも"冷たい"とも異なる平熱な温度感が宿っていた。涙腺にひたすらジャブを当てられているようで積もり積もった結果の連続に後半はゴリゴリに泣いてしまった。痛みに晒されながらも拳で訴えか…
>>続きを読む岸井ゆきのさんの繊細な演技、素晴らしかった。
三宅唱らしいショットやビートはそのままに、目標を持つこと、老い、生活、傷つきながら前を向くことへの切実さへの表現がすごく良かった。
エンドロールの魅せ方…
まず出演した人達の役作り、演技力を褒めるべきだと思う。素晴らしすぎた
そして今回1番聞いて欲しいのは音でした
ミット打ちのリズミカルな音、川の流れる音、電車の音、手話の時の手がぶつかる音、手話中の口…
試写会にて鑑賞。
16mmフィルムで撮られた今作は、ファーストカットからフィルム独特の少しザラついた感じが出てて「いいなぁ〜」と思った。
「ボクシング映画にハズレなし」というのは僕の持論だけど、…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS