このレビューはネタバレを含みます
音を観る映画だった。
咀嚼音や環境音、
コンビネーションミットのリズム、
本来の筋とは別の誰かの会話、
普段は気にもしていないような音が、ぐっと耳に入ってきて終始集中していた。
何か起きた出来事…
あ~、見てみて欲しい!の一言に尽きる
実は全く見当外れな予想をしながら見続けたんだけど、まぁこれはこれで自分の解釈。ということであまりに外れっぷりがすごかったのでこれはこれで有りとします(…
【まとめシネマ】#833
【まとめ】
* 岸井ゆきのと三浦友和
* 聾唖を描かず、ボクシングを描かず
* 目を澄ました先の光景
試写会で鑑賞。
岸井ゆきの演じる主人公の小河ケイコは、生まれつき…
このレビューはネタバレを含みます
『ケイコ 目を澄ませて』最高でした。
ついに、三宅唱は自分なりのトニースコットの橋を建設するに至ったんだと思う。
橋とは、画面の中と今生きている我々の世界をつなげる橋のことだ。
つまり、映画のこと…
目と耳を研ぎ澄ませた99分間。
ミット打ち、ペンを走らせる音、生活音等から"雑音"に満たされた暮らしをしているのだと気づかされる。
ケイコという存在を確かに感じさせる、岸井ゆきのの目で語る演技はす…
Filmarksの試写会での鑑賞しました。この映画の単にボクサーの映画という勝敗のテーマにした作品ですはない。この作品のテーマは生きることだと思います。東京の下町の雑多な音、人、列車、河川敷の映像の…
>>続きを読む©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS