シャルロット・ゲンズブールはあいかわらず細かった。
「それでも私は生きていく」と内容は違えど同じような空気感のお話でした。どちらもいかにもフランス映画っぽいとも言えます。小津安二郎や成瀬巳喜男っぽ…
1980年台のパリ。ミッテランが大統領となり、世界的バブルの時代。エリザベート(シャルロット・ゲーンズブール)は二人の子供を持ち、夫と別居したばかりだった。今までほとんど就労経験がなかった彼女だが、…
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記録
2025/07/30
2回目。
2日連組で観てしまった。
孤独というものが昔は常に側にあったのに、いつの間にか考えなくなっていたことに気付かされた。考えなかったのではなく、慣れて…
夜中から明け方のキンと澄んだ空気感を堪能
パリの街を背景に、窓辺に腰掛けてタバコを吸うエリザベートの画があまりにも美しくてグッとくるものがある。
なぜいま、80年代なのか?
「他者は過去の私たち…
最初に絶望が提示され、そこから徐々に立ち直っていく物語に思える。
しかし実態はどうか。事実としては前に進んでいる。だが形而上的な希望は見えない。彼らはどこへ進んでいきたいのだろう。時代とはそ…
過激でもアートでも作家主義的でもない普通のフランス映画
本当に80年代パリにこの撮影の質感が見合ってるのかはわからないが、深夜のラジオ局、人気の少ないパリ、高層マンションの一角にある部屋、主だった…
1980前半の年代。
夫が出ていき、乳がんを克服した過去があるエリザベートは若い女性タルラを助ける。タルラは男はクズばかりとエリザベートに言う。
ラジオ。息子マルチスや娘。マルチスは詩を書いている。…
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