第72回ベルリン国際映画祭金熊賞。
カルラ・シモン監督作。
前作『悲しみに、こんにちは』(2017)では両親を亡くした少女の機微を半自伝的に見つめたスペインの女性監督:カルラ・シモンの次作で、桃農…
【大地と故郷の歌】
スペインのカタルーニャ地方のアルカラス。
カルラ・シモン監督の出身地であり、この映画の舞台です。
桃農園を営む3世代の大家族が、地主から土地を明け渡すように言い渡されます。
桃…
カタルーニャという固有の土地とパーソナルなコミュニティを題材としながらも、家族経営の農家が抱える問題を軸として様々な現代的イシューを内包し、身近な自分事のように観る者の心を揺さぶる。
太陽から降り…
前作に引き続きこどもの写し方とこどもから見たおとなの写し方が素晴らしい。
はなから行き着く先は決まっていたとしても人間、家族とてそれぞれ。
彼らができるささやかな抵抗は、ショベルカーの前の美しき農園…
ポスターのビジュアルが可愛くて気になったので鑑賞。
ドキュメンタリー?と思っちゃうくらい自然な演技だった。
特にお父さんがビンタされて、涙を流して、というシーンが印象的だった。
時代の移り変わりを…
桃農家を営む一家の農地。そこは、祖父と地主との口約束で一家の所有とされていた。そこを突かれて、祖父に恩のない地主の息子はソーラーパネル会社に売り払う。一族の誰かの叡智で(たとえば、時効取得?)切り抜…
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