終始会話で構成されている。
部屋の外のことは語られるが映像はない。
舞台のようだと思って見ていたら原作がそもそも舞台劇だったと知り納得。
画面のサイズが狭いせいか、より閉塞感がある。そのせいか俳優…
このレビューはネタバレを含みます
チャーリーは昔の作文にすがって、一度自分が見捨てたエリーの善良さを繰り返し信じようとする。本当のエリーがどうか知ろうとしているとは思えない。聖典にすがって一度裏切った宗教をチャーリーに押し付けるトー…
>>続きを読む正直登場人物全員サイコすぎて誰にも共感はできない、ただ自分がこの登場人物の誰かだったらと考えると自分もそうするかもしれない、という人間の感情の生々しい部分は表れていた
決して綺麗事ではないけど美しい…
登場人物は皆、根底から求めている何かは、とうの昔に通り過ぎてしまっていて、ほとんど死後に近い時間の中で、各々が通り過ぎてしまった時間を擦り付けるようにほんの少し露呈させ、寂しさのような感情さえもとっ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
登場人物は皆、それぞれに誰かを気にかけていて、放っておけないからこそ、時にぶつかってしまう。
(例外としてトーマスだけは、自身の贖罪のためにチャーリーの家を訪れていた節があり、彼もまた「救われたい」…
映画を見た上で私も"正直に"感想を書くと、内容は難しかったです。
チャーリーを赤の他人だと思ってみたら悍ましく見えるのかもしれないけど、自分の愛する人だと思ってみたときに、全くそう思わず美しくみえま…
このレビューはネタバレを含みます
宗教や親の離婚・LGBTQ+・依存など、現代社会で問題になっているテーマを多分に含んだ映画だった。
主人公が何度か「正直に書いて」と言っていて、自分も高校時代のエッセイの先生も「本当のことを書きな…
本作は終盤にかけて劇的なクライマックスを迎える。クジラのように巨大なチャーリーが立ち上がる姿は圧巻で、その存在感に圧倒される。室内に差し込む一筋の光は、エリーが闇から光へと歩み出す未来を象徴している…
>>続きを読む© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.