このレビューはネタバレを含みます
ハンスの生き様が静かでありながら力強い。
ゲイである、という属性ではなく
自由に愛するという実践を描いている上で、
個人が自由に考え、行動できる権利を擁護する考え方が、リベラリズムであって欲しいが…
ハンスの高潔さに深く胸打たれた。
愛は彼にとって自由よりも遥かに意味のあるものだった。
セリフが少なく、沈黙が主な映画。それでも心に強く訴えかけてくる。特にハンス役であるロゴフスキの演技が素晴らし…
U-NEXTにて字幕鑑賞。劇場で観たかったもの。
第二次世界大戦後の西ドイツ
同性愛を禁ずる刑法175条の下、何度も捕まり刑務所送りとなるハンス・ホフマン
彼を嫌悪する同室のヴィクトールであったが…
戦後のドイツでは刑法175条により男性の同性愛が禁じられていた。ハンスという男はその性的指向を理由に繰り返し投獄されている。彼と同房となったヴィクトールはハンスを嫌うが、彼の入れ墨を見てハンスがかつ…
>>続きを読む主人公が過ごした20年が、別の意味を持つ。
法改正による出来事。
無惨、残酷とも取れるかもしれないものが、
一瞬にして鮮やかに心ときめくものとなった。
こんな作品、自分は見たことがない。
同性愛…
雪印ホモ牛乳。ぼくはホモちゃんだよ。
というわけで。
めちゃくちゃいい映画だった。極上の恋愛映画。
ハンス役のフランツ・ロゴフスキの繊細な演技と佇まいが素晴らしい。
相手役のノンケのヴィクトール演じ…
より救いがあって舞台が刑務所の『FEMME フェム』みたいな映画。
ヴィクトールは仲間だと思われたくないという理由でハンスを拒絶するけど、次第に助けを求められるくらい信頼関係が深まっていく。
ヴィ…
なんの気無しに観たら、ここ最近観た映画の中で一番良かった。
ラストシーンの自由の選択が切なくて最高。
恋人が死んで身の置きどころがないハンスを強く抱き締めるヴィクトールのあのシーンが一番好きだった…
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