青が印象的な映画。ほぼ刑務所の中の話で内容も重い話なのに、どこか軽やかに話に入れるのは囚人服の青と、のぞき穴から見えるヴィクトールの目の青のせい。場所同じで3つの年代行き来しつつなのに、見事に役者さ…
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「観賞」より「鑑賞」という言葉を使いたくなるほど、登場人物の心情がセリフ以外の表情や演出、クライマックスからも読み取れることができたのが、観ていて気持ちが良かった。
映画タイトルと「ドイツ刑法1…
静かな衝撃。心を大きく揺さぶられた。牢獄という檻から解放され、広い世界に出ていくことは本当に自由なのか?大いなる自由とは何か。深く考えさせられる作品だった。
男性同性愛の禁止法である175条の元に…
なかなかレビューを更新できないでいた。
とてもいい映画なのだけどとても重い。
『第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。』
ハ…
人が人を必要とする、というのはどういうことなんでしょうね。
それは依存だ、と切実な彼らの本当を知らない外野はいうかもしれないけれど、彼らにとっての愛はその形なんだ、と思う。どんな感情も自由な社会であ…
「レンブラントの絵画のよう」という予告に惹かれて、ユーロからBunkamuraへハシゴした思い出。
なるほど確かに光と影が印象的だった。
聖書に穴をあけて紡ぐラブレター、ロマンチック過ぎませんか。
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アフタートークでドイツ映画研究をされてる渋谷哲也さんも言ってたけど、とってもやさしい映画だったなぁ 175条がテーマではあるんだけど男性同士が友情にもとづいてお互いにケアし合う話でもある これが恋愛…
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色彩、空間、会話、音楽……すべてが抑えられつつも絵画のように美しく、感情の機微が伝わってくるところがとても好き。そして様々な解釈ができそうなラスト…!主人公の行動にグッときた。あの暗闇を灯すライター…
>>続きを読む苦しかった…。けれども、見なければいけないと思ったし、見てよかった。『トム・オブ・フィンランド』を見た時も同じ感情にはなったことを思い出したし、こういったことが同じ時代に違う土地で行われていたと思う…
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