『ショーシャンクの空に』のようで、
やはり違う。
ラストが良かった。
法改正されせっかく出所したのにそこには彼が求める本当の愛と自由は無かった。
時系列だけでなく登場人物の心情もあちこちに動くの…
静寂でこそこの人の演技は光る。
細やかな動きで語るところもそうだけど、重い空気の中でも口角上がってるのも何か妙で良い。
飄々としてて掴みどころなくて、見入ってしまう。惹きつけられる。
懲罰房でのシー…
同性愛者(なぜか男性だけ)が投獄される時代。時代によって正しさって簡単に変わってしまう。本物の囚人のようなガサガサでゴツゴツした肌の触れ合いは哀しくて居た堪れない。ハンスにとっては誰とでもやれる世界…
>>続きを読むやっっと見れた。
公開時に気になって前売り買っていたものの、行きそびれて後悔していた作品。
遅れなら見てよかった。号泣した。
1945、1957、1968の三つの時代を描いている。
同性愛が問題視さ…
刑法175条は、1871年に制定された男性同性愛禁止の法律で、1994年に撤廃されるまで続き、ナチス統治下では逮捕され収容所へ送りになった。収監されても愛する事をやめず、愛に生き、自由を求めたハンス…
>>続きを読む戦後のドイツでは刑法175条により男性の同性愛が禁じられていた。ハンスという男はその性的指向を理由に繰り返し投獄されている。彼と同房となったヴィクトールはハンスを嫌うが、彼の入れ墨を見てハンスがかつ…
>>続きを読むラストの選択は勿論のこと、書籍の文字に穴を開けて解読式にメッセージを送ったり独房の暗闇が暗転としてシークエンスの機能を果たしていたりと、静かながら演出が手堅い。ロゴフスキの出演作品を追うごとに彼の演…
>>続きを読むラストを見てああ、と息が漏れました。
映画を見たなあ、という不思議な安堵感。
最初から最後まで沈んだ空気の中、
フィルムの映像が虚しく映る。
ナチス収容時の消えない番号。言葉で伝えなくてもふっと…
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