冴えないサラリーマンのラリー(ジェームズ・ベルーシ)。全ては高校時代の野球の試合で空振り三振をしたことが原因だと、平凡な人生に嫌気がさしていた。35歳の誕生日、妻のエレン(リンダ・ハミルトン)はラリーの誕生日を忘れていて、おまけに会社をクビにされてしまう。帰りにバーに入ったラリーは、不思議なバーテンダー マイク(マイケル・ケイン)に出されたカクテルを口にする。するとラリーの人生は一転。20年前の野球の試合でホームランを放ち、今や会社の社長。憧れの女性シンディ(レネ・ルッソ)と結婚し、豪邸に住んでいた。
ストーリーは定番中の定番。人生の分岐点である空振りがホームランに変わった人生で果たして幸せか。平凡な人生は不幸なのか。
一番良いのがラストシーン。肩を落とすラリーに見知らぬじいさんが声をかける。その意味にまだ気付いていないのがまた良かった。