10:45 スクリーン1 B-6
#左近圭太郎 監督『 #わたしの見ている世界が全て』
家族と価値観が合わずに一人ベンチャーで活躍してきた遥風。母の死をキッカケに実家を売る事を兄弟に提案するが……
新自由主義的な価値観が支配する世界への
ささやかながら強烈な問い。
冒頭から提示される
成長に囚われ、使えない者(弱者)は切り捨て合理的で速く動く遥風は分かりやすいほどに新自由主義者で、書き割り的…
面白い。
•俳優の皆さん全部はまっている
•兄妹の付かず離れずの関係性
•何気ない食事シーン
•遥風と農家の娘さんのバチバチのやり取り
•西東京の風景、畑
ラストシーンはどう捉えれば良いのか
遥風…
「凄え面白いインディペンデント映画を見つけた」と興奮してしまった!
「スタートアップこそ正義!成り上がってナンボ」のゴリゴリ優生思想の女性とその兄妹たちを描いた家族映画。決して生温いところに着地させ…
「家族自立化計画」とは…
なかなかの内容でした。引っ掻き回す末っ子の強靭な性格と言動にイライラさせられました。
演りきった森田想さんが凄いですね👏
目尻を上げたアイラインが、徐々に下がり…素顔にな…
結果、家でニートして逆ギレする兄より、良い歳して言うことコロコロ変わるもう1人の兄より、事情は分かんないけど蒸発した母であった姉より、はるかが一番マトモでは?!と思ってしまう
はるかのいいとこと悪い…
上映後、この結末に至った考えを監督から聞いて、非常に誠実な作品だなと思った。どの視点からでもフラットであることが1番の誠実さなのかもしれない。
人生、全て上手くいくわけでもないし悪いだけでも終わらな…
何の前情報も知らず鑑賞も運良く監督のご登壇の回でお話も聞けて満足。
実際、遥風のような人が近くにいたら面倒だなと思う反面、彼女だからこそ引き起こせた状況の変化ではあったし、家族ではなく一人ひとりに…
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