熊は、いない/ノー・ベアーズに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『熊は、いない/ノー・ベアーズ』に投稿された感想・評価

hana
4.9

同監督『人生タクシー』同様、監督自身も直面しているイランの現状を描いているのが面白かったが、軽妙洒脱な『人生タクシー』とは違い、本作は芯の強い面白さでびっくりした。娯楽映画というわけではないのだと思…

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yuuuk
4.9
信仰や迷信によって社会が成り立つ一例。映画で語られていることが、イランのある村組織のみに収まらないことを考えさせられる。そのせいで好きな人と一緒に居られなくなったり、命が危うくなったりすることがある。

昨日は『人間の境界(2023)』、そして今日は本作とかなり重い映画が続きました。昨日は来られた側でしたが、今日は出て行く(出て行きたい)側が表現されています。
まさに撮影も公開も命懸け。監督だけで無…

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麦
4.2

イランという国を都会/村のそれぞれから切り抜いた社会派映画であり、監督が本人役で出演しているドキュフィクションであり、ドキュフィクションインドキュフィクションという巧妙な階層があり、この作品自体の質…

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イランにまつわる映画に共通するのは常に根底に流れる不穏な空気。常に誰かに見張られている、いつ何が起こるか分からないような恐怖。
これがスリラーではなく、イランの人々にとっての日常であるというのが一…

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以前から気になっていたジャファル・パナヒ監督作品初観賞。淡々と進むもラストは胸が痛くなるような映画。キアロスタミ監督やバフマン・ゴバディ監督らしかり、イラン映画は社会性強い映画多くて考えさせられる。

いや、見事。パナヒおいたん、こまっちゃうの巻
監督のバックボーンを知っていると尚面白い
イランの田舎や、因習は知らないけども、全体を覆う、縛ってくる社会
語りすぎず、みごとな浮きぼらせ方
「熊は、い…

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過酷なイランの現実をメタフィクションで描いた手法がすばらしい。
不謹慎かもしれないが、監督の飄々とした態度も相まってユーモラスで面白く観られるが、これはシリアスなテーマをシリアスに描くことよりも難し…

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4.2

凄いものを見て放心状態というか、言葉が出てこないですね。

恥ずかしながらパナヒ監督のことを存じ上げてなかったので鑑賞後調べたら、この作品の後に収監されてたんですね。釈放されて良かった。

当局に目…

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ジャファル・パナヒ監督『熊は、いない/ノー・ベアーズ』(2022)

国境という政治的な線引きによって分断される関係値を映画制作によって繋ぎ合わせようとする魂のゆくえー

"命懸け"で生存している人…

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