出国を禁じられている映画監督が国境付近の村に泊まりリモートで映画撮影を行うが、その村で発生した厄介ごとに巻き込まれてしまい……というお話
『ある女優の不在』と同じような多層構造とストーリーテリング…
生きたいように生きられない
その意味が日本での意味合いと全然違うなと思った
結婚や仕事、表現、自分の居場所、そういった人生の根幹になる部分において、目に見えない何かによって抑圧される閉塞感
何気ない…
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熊は、いる
視覚的には見えなくてもイランのあらゆる場所に存在している
熊は権力と抑圧の象徴に思えた
村の"しきたり"や風習について、
「論理的根拠は?」と村人に言ってしま…
すごい映画だった。「お前はなぜ、それを語る立場にあるんだ」ということが中心にどっかり座っていて、所謂「社会派」の映画(つまり「誰かの意図通りの創作物」)によく感じる居心地の悪さが解剖されていくような…
>>続きを読むこの年に見ていたらその年のベスト確定の大傑作。
ジャファルパナヒ。
この作品でキアロスタミに負けず劣らずの監督になったと言える。(少なくとも自分の中では)
「熊は、いない。」
この言葉で得をする人…
この作中で熊がいない話が出てくるのは、ほんのわずかだ。でもそれが全てだった。
この作品を見ると、イランの社会が文化や風習にがんじがらめの状況がわかる。日本も田舎の方にいけば同じような状況がある。
…
監督の自ら置かれた状況をカメラで映しながら、2組のカップルを通じてイラン社会の実態を捉えたジャファル・パナヒ監督の自国上映禁止の問題作。
国境沿いの村で滞在する監督がリモートで撮影する作品内と、滞在…
冒頭の撮影現場からPC画面へとシームレスな繋ぎで驚かせてくれて嬉しい。
劇中劇的なドキュメンタリー映画の嘘くささが最高で終盤の事件現場とかあまりにフィクション。
そんなに見てないけどパナヒというと長…
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